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【TotK発見】ハイラルの測量技術を紐解く! 地域で異なる地図まとめ|『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』ハイラル調査隊

ふだん何気なく使っている「マップ」ですが、ハイラルで暮らす人々はどのように活用しているのでしょうか? 実際に地図が使われている拠点を巡って、その活用方法を地域別に紐解いてみました!

NDWでは、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(以下『TotK』)に関するさまざまな記事をお届け中!

ハイラル各地で使われている地図を調査!

電子機器のない世界の人々にとって、生活必需品である紙の地図
それはハイラルで暮らす住人にとっても同じようで、その土地柄を表した地図がさまざまな地域で活用されています。

リンクが持っているプルアパッドのような高度な測量技術を持たない住人たちは、それぞれどのような地図を持ち、またどのように活用しているのでしょうか?
彼らの生活に根付いたハイラルの地図について、調査してみました!

監視砦の防空壕にあるハイラル全土の地図

まずは監視砦の地下で使用されている「ハイラル全土を記した地図」を見てみましょう。

監視砦の防空壕で使われている地図。壁に貼られており、かなり大きい

各種族の集落の場所や、デスマウンテンをはじめとした大自然などが記入されています。
監視砦の中枢で利用されている地図だけあって、かなり正確に作られたように見えます。

試しに、プルアパッドのマップと重ねあわせてみると…
ほぼほぼピッタリ! きれいにふたつの地図が重なりあいました。

ゴロンシティやゲルドの街については、その規模の大きさから印の円も大きめに描かれていたりと、各拠点の位置をなるべく分かりやすく示しているのがうかがえます。

現に、この地図が貼られている場所は討伐隊の大隊長グラレンスと、隊員のマップラがいるところ。
特にマップラは地理に詳しい人物で「知識を活かしてほかの討伐隊員の派遣先を決める手伝いをしている」と語っていました。

マップ担当だからマップラ! わかりやすくてステキな名前

各地で活躍する討伐3部隊は、赤い月によって魔物が復活するたびに派遣され、討伐を繰り返すことでハイラルの平和を守っています。彼らもリンクと同じように、世界の平和のために戦っているということが、この地図から伝わってくるように感じます…!

取材でハイラル各地を飛び回るシロツメ新聞社の地図

続いては、リトの村の近郊にあるシロツメ新聞社の地図
とくダネを見逃さないためか、ミツバ編集長が真剣に地図を眺めています。

シロツメ新聞社の地図は、監視砦のものと違って少し小さめサイズ

こちらで使用されている地図も、ベースは監視砦と同じ地図のように見えます。
一般的に使われている地図なのかはわかりませんが、実際にハイラルには本のほかに新聞も存在していますし、こういった地図を印刷・量産する技術もあるのかもしれませんね。

シロツメ新聞社の裏側のぞいてみた
このように、印刷機のようなものも置かれています

シロツメ新聞社の地図の特徴は、ウワサの発生源のところに印がついていることでしょうか。
赤で囲まれているのはペーンが取材で立ち寄った12か所の馬宿のほか、北にあるマーロンの泉と、南にあるドンゴの保養所にも印がつけられていました。

ミツバが見ていた地図をもとに印をつけたもの

ペーンが立ち寄った馬宿以外のウワサの出どころももれなく押さえているあたり、ミツバ編集長の鋭さがうかがえますね。

馬神マーロンのウワサは、ほかの馬宿でも囁かれています
後ろの絵に注目。実際のドンゴはもっとかわいいです…!

カカリコ村族長の家にある 村の全体を表した地図

カカリコ村の族長の家には、ハイラル全土ではなく村の全体図を記した地図が飾られていました。
色分けされていないせいか、水墨で描かれているようにも見えるこの地図。村全体の様子が精巧に表現されています。

こちらもプルアパッドの地図と重ねあわせてみましょう。

監視砦ほどではないとはいえ、さすがは高い技術力を持つシーカー族! 大きな道や、森などの位置関係も正確です。
赤で囲まれている場所にはワッカ遺跡があり、二重丸のところはワッカ遺跡に重なるように存在しているゾナウ調査拠点でした。

ワッカ遺跡
ゾナウ調査拠点

地図上にある黒矢印の場所は現在地を示しています。ここで、村に点在するほかの地図にも注目してみましょう。

こちらも族長の家に飾られていた地図と同じように、ゾナウ調査拠点とワッカ遺跡にマークがつけられています。
このように複数の地図を利用することで、ワッカ遺跡の調査を効率的に進めているようです!

イーガ団によるイーガ団のための地図

続いては、イーガ団のアジトと化してしまったアッカレ古代研究所の地図
こちらの地図は土地を確認するためではなく、ハイラル各地のイーガ団のアジトを示すために作られたようです。

特徴的なのは、カカリコ村の地図のような水墨画風タッチであること。
イーガ団は、実は同じ古代シーカー族から分派した集団ということが、前作『ブレス』で語られています。このことから、時代の変遷を感じさせる地図ともいえますね。

ゲルドの街にあるミニマップ 伝説のラブポンドを記した地図

最後は、ゲルドの街で開かれている「ワーシャの恋愛教室」に飾られたラブポンドの地図

地図といっても、実は飾られているのはラブポンドの詳しい場所を記したものではありませんでした。
プルアパッドの地図と比べてみても、ラブポンドの形自体少しが異なっているため、ゲルドの街では未だ詳しい情報のない伝説の土地として扱われているのでしょうか?
なんにせよ、恋愛教室に飾られているということから、恋愛成就に関連するものとして貼られていることに違いはなさそうです…!

まとめ:その土地柄がよくわかる

地図ひとつ取るだけでも、ハイラル各地で暮らす人々の、それぞれの生活や思考が見えておもしろいですね! ほかにも、建物内外の装飾や服装などに焦点を当ててみると、より興味深い体験ができると思います。
皆様もぜひハイラルの生活様式に注目してみてくださいね!
(ライター・宮本デン)

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