フェルディナント(『ファイアーエムブレム』シリーズより)【任天堂図鑑】
「我が名はフェルディナント=フォン=エーギル!」名門貴族の誇りを胸に、常に全力で生きる努力家。『ファイアーエムブレム 風花雪月』で黒鷲の学級(アドラークラッセ)の生徒として登場した、フェルディナントについて紹介します。
目次
[ハード略称] Nintendo Switch=Switch、スマートフォン向けアプリ=アプリ
プロフィール/基本情報
本名(フルネーム)はフェルディナント=フォン=エーギル。
フォドラの大地に存在する3つの国のひとつ、最も古くから存在する歴史ある国「アドラステア帝国」にて、代々宰相を輩出する名門貴族・エーギル公爵家の嫡子です。名家の跡取りである自身の血筋に強い誇りを抱き、家名に恥じぬよう、誰よりも貴族らしくあることをモットーとしています。自身の実力にも強い自信を持っていて、非常に負けず嫌いな性格でもあります。アドラステア皇女である級長エーデルガルトをもライバル視し、次期皇帝すらも越え貴族として民を正しく導く者となってみせようと、士官学校でも日々努力を続けています。
詳細プロフィール
初期兵種 | 貴族 |
個人スキル | 自信家:HPが満タンのとき、命中・回避+15 |
紋章 | キッホルの小紋章:戦技使用時、30%の確率で反撃されない |
誕生日 | 4月(大樹の節)30日 |
年齢 | 17歳 |
身長 | 175cm |
趣味 | 貴族らしくあること、武具の蒐集 |
好きなもの | 乗馬、紅茶、正義、貴族に相応しい言動、高所 |
嫌いなもの | 怠惰、貴族に相応しくない貴族 |
肩書き | エーギル公爵家の嫡子 |
好きな贈り物 | 乗馬用の靴、刃物用の砥石、紅茶の茶葉 |
好きな茶葉 | 東方の着香茶、南方の果実茶、セイロスティー |
好きな料理(抜粋) | ブルゼン、ベリー風味のキジロースト、野菜たっぷりサラダパスタ、ニシンの土鍋焼き、フィッシュサンド、山鳥の親子焼き など |
嫌いな料理(抜粋) | ガルグ=マク風ミートパイ、魚介と野菜の酢漬け、ゴーティエチーズグラタン、キャベツの丸煮込み など |
経歴 | 1162年:エーギル公爵家に長男として生まれる。 1171年:“七貴族の変”により、父が帝国の実権を握る。 1180年:ガルグ=マク士官学校に入学。 |
第二部プロフィール(クリックで表示/ネタバレ注意!)
年齢 | 22歳 |
身長 | 180cm |
肩書き | 帝国ルート(銀雪の章):エーギル公爵家の元嫡子 覇王ルート(紅花の章):エーギル公爵家の嫡子 王国ルート(蒼月の章):エーギル公爵家の元嫡子 同盟ルート(翠風の章):エーギル公爵家の元嫡子 |
誕生日 | 《帝国・王国・同盟ルート》 1180年:父エーギル公爵の失脚に伴い、領地が皇帝預かりに。 1181年:配下を率い、帝国を出奔する。以降、流浪の身に。 1185年:5年前の約束を守り、ガルグ=マクに現れる。 《覇王ルート》 1180年:父エーギル公爵の失脚に伴い、領地が皇帝預かりに。 一将として帝国軍の一翼を担う。 1185年:黒鷲遊撃軍再集結に伴い、ガルグ=マクに転任。 |
初登場作
ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年/Switch)
黒鷲の学級を担当学級として選んだ場合、序盤からプレイアブルとなります。武具好きなことも影響してか槍術・剣術・斧術など近接武器の技能が成長しやすく、HPや力、速さの成長が優秀なユニットです。味方を守りつつ反撃で敵ユニットのHPを削る壁役を担えるほか、馬術も得意なため騎馬兵種につきやすく、機動力を活かした攻撃役に転じることもできます。ちなみに他の学級を選んだ場合は、スカウトすることで主人公が受け持つ学級に編入します。
士官学校に存在する3つの学級のなかでも、貴族階級の生徒の割合が高い黒鷲の学級。そのなかにおいてもフェルディナントは最も貴族然とした人物であり、戦闘の際も己のフルネームを高らかに名乗りあげるなど、常に自分の矜持に則って行動します。
名門貴族たる自身の出自、大国の重役である父エーギル公爵、そして恵まれた出自のみに驕らず努力と研鑽を詰み身につけた実力…確かな地盤のもと常に自信に満ちあふれ、輝かしい未来へ突き進んでいたフェルディナント。しかし彼もまた、のちに起こる事件をきっかけに、時代の大きな唸りに翻弄されていくこととなります。
5年後は…(クリックで表示/ネタバレ注意!)
《帝国ルート(銀雪の章)》
アドラステア帝国の皇帝となったエーデルガルトは、セイロス教がフォドラ全土を支配・掌握していると主張し、セイロス騎士団に宣戦。三国の平和的均衡は乱れ、主人公も行方不明となります。そしてエーデルガルトによる政変で、それまで裏で実権を握っていたエーギル公爵は宰相を罷免されてしまいます。
領地も奪われ立場を追われたフェルディナントは、戦乱を巻き起こそうとするエーデルガルトと袂を分ち、わずかな配下を引き連れて帝国を出奔しました。その後流浪の身となり、苦難の日々を過ごすことになります。そして主人公が行方知れずになってから5年、学生時代に主人公や学級のみんなと交わした約束を守り、成長した姿で大修道院に現れました。
皆と再会後は打倒帝国を望むセイロス騎士団と結託。戦乱の原因たるエーデルガルトを止めてフォドラに平和を取り戻すため、かつての祖国との戦いに身を投じていきます。
《覇王ルート(紅花の章)》
新皇帝エーデルガルトによるセイロス教団への宣戦の際、主人公や黒鷲の学級の皆とともに彼女の考えに賛同し、打倒セイロス教を掲げ戦うことを決意したフェルディナント。教団との最初の戦いで主人公が行方不明になった後もエーギル家の名誉を取り戻すべく、帝国軍の将として尽力していきます。
そして5年後、主人公の復活を契機に再集結した黒鷲遊撃軍の一員としてガルグ=マク大修道院に転任。主人公やエーデルガルトの指揮の元、彼女たちを支えながらファドラ統一のための戦いに身を投じていきます。
《王国(蒼月の章)および同盟ルート(翠風の章)》
第一部で自学級にスカウトしていた場合、フェルディナントは帝国ルート(銀雪の章)と同じくセイロス教団と対立するエーデルガルトと袂を分つことを決め、主人公の指揮のもと祖国と戦う道を選びます。
第一部でスカウトしていない場合は、反逆の罪で更迭された父に代わり、エーデルガルトに付き従って帝国軍の将となります。打倒帝国を掲げる主人公たちと対立する立場となったフェルディナントは、帝国と同盟を結ぶ要所であるミルディン大橋の守りを任されることに。そして、帝国領内に侵攻すべく大橋に攻め入った主人公やかつての学友たちと刃を交えることになるのです。
主な経歴・出演作
キャラクターのターニングポイントとなった作品、大きな活躍をした作品など、特筆すべき作品をいくつかピックアップします。
絶対的な自信は、弛まぬ努力があるからこそ。誇り高い貴族であるがゆえ、学友とすれ違うことも…
ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年/Switch)
貴族であるからには、誰よりも優秀で他者を導く存在であれとの信念のもと研鑽を詰むフェルディナントは、その思いが強すぎるがゆえに良かれと思って猪突猛進に突き進み、結果的に失敗してしまうこともしばしば。ただし、結果が振るわなくてもくさることなく猛省し、より優れた存在となるために人一倍努力します。フェルディナントがライバル視するエーデルガルトも、エーギル家の嫡子としてではなく、ただの友人として彼の実力を認めているようです。
また、貴族らしい振る舞いを好むフェルディナントは、同世代の貴族である学友たち相手にも「貴族らしさ」や「貴族らしくあることの必要性」を説くこともありますが、一癖も二癖もある学友たちと交流するうちにフェルディナントもさまざまな成長を見せていきます。
貴族の誇りにかけて、お茶会での給仕に挑戦!?
ファイアーエムブレム ヒーローズ(2017年/アプリ)
2020年3月に「貴族の中の貴族 フェルディナント」として士官学校の制服姿で初参戦。参戦当時に開催された「想いを集めて」では、アスク王国でも引き籠もるベルナデッタを部屋から出そうと知恵を絞ったり、さまざまな異界の貴族と交流し知見を得ていく様子が垣間見られました。
また2023年8月には超英雄「高貴なる茶会 フェルディナント」としてお茶会イベントに登場。帝国を思わせる赤い従者の服に身を包み、ティーセットを片手に華麗な戦いを披露します。
外伝「お茶会へご招待」では紅茶好きの名誉にかけて、美味しい紅茶を淹れてお客様に最高の時間を提供しようとその手腕を遺憾無く発揮。しかし、お茶菓子担当のリシテアに少々振り回される、コミカルなやりとりも見られました。
『FE 風花雪月』とは異なる“2年後の成長姿”で登場。尊敬する父との訣別のエピソードも…
ファイアーエムブレム無双 風花雪月(2022年/Switch)
フォドラであり得たかもしれないもう一つの物語を描く本作でも、黒鷲の学級の一員として登場。序章で主人公が黒鷲の学級を選んだ場合、級友としてプレイアブルユニットになります。
士官学校で研鑽を積んでいましたが、帝国貴族であるモニカの救出劇をきっかけに、エーデルガルトが帝都に蔓延る“闇”の掃討と政変に踏み切ったことで、一時帝国は混乱の渦中に。現皇帝を傀儡とし裏で実権を握っていたフェルディナントの父・エーギル公は、反逆者として宰相を罷免され捕らわれることとなりました。フェルディナントをはじめ、貴族の子弟である生徒たちもまた、各国で同時期に起きたさまざまな変事に対応せざるを得なくなり、やむなく士官学校は休止となります。
士官学校休止から2年後、帝国はセイロス教団へと宣戦布告。ガルグ=マク大修道院に攻め入るにあたりエーデルガルトはかつての級友たちを集め、フェルディナントもまた新生帝国軍の一員として戦いに身を投じていくこととなります。
本作では、エーデルガルトに付き従うフェルディナントと反エーデルガルトを掲げる父エーギル公という、親子でありながら刃を交える立場となった二人の様子が描かれたことも印象的でした。
出演作一覧
本人が出演している作品をまとめました。末尾に★があるのはプレイアブルとして登場する作品です。
※絵のみ、帽子などパーツのみの場合は含めません。リストは2024年10月現在のものです
『ファイアーエムブレム』シリーズ
ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年7月26日発売/Switch)★
ファイアーエムブレム ヒーローズ(2017年2月2日配信開始/アプリ)★
ファイアーエムブレム無双 風花雪月(2022年6月24日発売/Switch)★
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