ゼルダの伝説 BREATH OF THE 老人
雪山の頂上から、ハイラルの彼方を見つめる老人。
背中ごしに感じるその息は、たしかに白く輝いていた…。
覚えていますか? 始まりの台地で誰もが最初に出会うキャラクター、老人。
ゼルダの伝説 BREATH OF THE 老人(ニンテンドードリーム 2017年5月号より)
冒頭で少し登場するだけだが、その行動、反応、セリフはさまざまなものが用意されていた!
ここでは、この老人との出会いから別れまでの戯れを見ていくこととする。
※この記事は過去に掲載したものそのままではなく、WEB用に再編集してお届けします。
(内容は変わりませんが)
始まりの台地でひとり暮らし続ける
ワイルドな老人との物語
老人は、この荒廃した地にひとりで暮らしているのだという。
斧で木を切って薪にし、森で狩りをして生きる。
料理が趣味のようで、「料理はセンスだ!」と語るほど。
100年の眠りから目覚めたリンクに、この広大な自然の中で生きる術を存分に教えてくれるのだ。(ただしリンクがほしいのは、老人のパラセールである)
リンクのことを見るなり、「裸とな…」とボソリ。この言葉が老人の最初のセリフとなったプレイヤーは何割ほどであろうか。
落ちてる焼きリンゴを取ると「こりゃ」と言いつつ、焼くことを教えてくれる。
しかし火を持って近づくと・・・「やめんか!」。(そりゃそうだ)
ここでの会話は、何を選んでもフレンドリーでお茶目さんなのだ。
…が、無視する。
(上は一例です)
すると……
空から老人が!
最初のタワーを起動すると、空から「ホッホー!」の声とともに老人が現れた!!
ここまで老人とは、あえて会話せず「……」と無言でスルー、もしくは完全に目を合わせもせずに去っている。一体何者だ。
ここで初めて「あなたは?」と尋ねると…
「今更わしのことを知ってどうするつもりじゃ」
このセリフ。
なに、さっき無視したから拗ねたの?
ただの通りすがりでしょ? ねえ!
このパラセールがほしければ、祠から宝を取ってこいと言う。
仕方ないので言うとおり祠をクリアし、パラセールを何度もせがむと…
怒られた!
しかも、まだくれないなんて…話が違う!!
こうしてやるーっ
そして、裸であることをまた咎められた。
服を着ろって?
でも裸のまま雪山を登頂すると、
ついに勇気として認定!
…それとも呆れてる?
目を覚まして…
居眠りから老人を起こすと、
そそくさと走り木のもとでしゃがんだ。
「何してるの?」「見てわからんか、狩りじゃ」
…ああ、トイレじゃないんですね。
このように、豊かに描かれる、老人の生活。
しかし、台地からの脱出手段となるパラセールをリンクに譲ると、姿を消してしまう。
果たして老人は…!?
最初の出会いの場所には、焼きリンゴだけが光っていた…
(取ってなければ)
ありがとう老人。
記憶のないワタシにいろいろ教えてくれて。
フォーエバー老人。
けれどゲームを最初から遊べば、すぐに会うことができますよ。
(選択は慎重に!)
※ユーザーを別にもうひとつ作って、最初から遊ぶ(老人と会う)のもおすすめです
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