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コンスタンツェ(「ファイアーエムブレム」シリーズより)【任天堂図鑑】

日陰と日向で正反対の性格に!? 『ファイアーエムブレム 風花雪月』追加コンテンツで灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)の生徒として登場した、コンスタンツェを紹介します。

[ハード略称] Nintendo Switch=Switch、スマートフォン向けアプリ=アプリ

プロフィール/基本情報

本名(フルネーム)はコンスタンツェ=フォン=ヌーヴェル
「アドラステア帝国」の貴族・ヌーヴェル子爵家の嫡子です。しかしヌーヴェル家は5年前の戦役によって爵位と領地を奪われて没落し、コンスタンツェも両親と家を失ってしまいました。
苦難の末ガルグ=マク大修道院の地下に存在する街「アビス」に追いやられるも、御家再興目指して日々新しい魔法の研究開発に勤しんでいます。

『ファイアーエムブレム 風花雪月』(2019年/Switch)より
『ファイアーエムブレム 風花雪月』(2019年/Switch)より

自身の出自や実力に強い誇りを持ち、負けず嫌いかつ正義感が強い性格で、高笑いが特徴的な貴族らしい貴族です。
しかし、それは日の当たらない場所でのお話。陽光の下に出るとなぜか性格がガラリと変わり、異常なまでに自身を卑下する「もうひとりのコンスタンツェ」が姿を表します。自身でも制御できないというやっかいな体質が、彼女が地下街に身を寄せる大きな理由なのです。

『ファイアーエムブレム 風花雪月』(2019年/Switch)より
もうひとりのコンスタンツェ

詳細プロフィール

※[]の内容は「もうひとりのコンスタンツェ」のもの

初期兵種貴族(本編)/ダークペガサス(煤闇の章)
個人スキル性格豹変:屋内では力・魔力+3、屋外では守備・魔防+3
紋章ノアの紋章:長い歴史の中で失われた紋章。魔法攻撃時、まれに回数消費なし
誕生日3月(孤月の節)20日
年齢18歳
身長164cm
趣味時代の先取り、新たな魔法の創発 [特になし]
好きなもの魔導、呪術、勝ち誇ること、ヌーヴェル家 [魔導、呪術、奉仕、後悔、紅茶]
嫌いなもの日光、虫、下品なもの、敗北を認めること [可愛いもの、自己肯定]
肩書き旧ヌーヴェル子爵家の元嫡子
好きな贈り物紅茶の茶葉、算術教本、紋章図鑑、鈴蘭
好きな茶葉ベルガモットティー、ローズティー、アップルティー、ベリーティー
好きな料理(抜粋)ベリー風味のキジロースト、桃のシャーベット、野菜たっぷりサラダパスタ、ニシンと木の実のタルト、パイクの贅沢グリル など
嫌いな料理(抜粋)バクス漬けウサギの串焼き、タマネギのグラタンスープ、ガルグ=マク風干し肉炒め、魚とカブの辛味煮込み、ゴーティエチーズグラタン など
経歴1161年:ヌーヴェル子爵家の長女として生まれる。
1175年:ダグザ=ブリギット戦役にて両親はじめ一族、爵位、領地を失う。
1176年:単身、フェルディアに転地し、魔道学院に入学。
1177年:魔道学院を卒業し、ガルグ=マク士官学校に入学。
第二部プロフィール(クリックで表示/ネタバレ注意!)
年齢23歳
身長164cm
肩書き帝国ルート(銀雪の章):旧ヌーヴェル子爵家の元嫡子
覇王ルート(紅花の章):旧ヌーヴェル子爵家の元嫡子
王国ルート(蒼月の章):旧ヌーヴェル子爵家の元嫡子
同盟ルート(翠風の章):旧ヌーヴェル子爵家の元嫡子
誕生日《帝国・王国・同盟ルート》
1181年:アビスの住人として魔道の研究に勤しむ。
1185年:5年前の約束を守り、地上に姿を現す。
覇王ルート
1181年:一将として帝国軍の一翼を担う。
1185年:黒鷲遊撃軍再集結に伴い、ガルグ=マクに転任。

初登場作

ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年/Switch)
追加コンテンツエキスパンション・パスで楽しめるサイドストーリー「煤闇の章」にてプレイアブルユニットとして登場。
また、「煤闇の章」をプレイすると『風花雪月』本編の第一部にて大修道院に姿を表すようになり、話しかけてスカウトすることで主人公の仲間となります。

本編加入後

さまざまなオリジナル魔法を創り出すほど魔道に精通していることもあり、全ユニットでトップクラスの魔力成長率を誇ります。
超遠距離を攻撃できる黒魔法(攻撃魔法)から仲間を補助する白魔法までさまざまな魔法を習得可能で、追加コンテンツで初登場した兵種「ダークペガサス」で黒いペガサスにまたがり、優雅かつ苛烈な魔法で敵を屠ります。

煤闇の章

煤闇の章では、地上に居場所を失った者たちが集まるガルグ=マクの地下街「アビス」に身を寄せ、秘密裏に開かれた第四の学級「灰狼の学級(ヴォルフクラッセ)」に所属している様子が描かれます。

地上からアビスに侵攻してくる者たちを撃退し、弱い立場の人々を守るために学級の仲間たちと協力して戦っていました。偶然アビスへとやってきた主人公や三学級の生徒たちのことも襲撃者と勘違いしそのまま戦闘を仕掛けますが、彼らの目的がアビス住民の排除ではないことを知り、ともにアビスを守ってくれるよう依頼します。

そんななか、灰狼の学級の生徒たちの保護者であり、コンスタンツェも恩人と慕う修道士アルファルドが、「襲撃者たちはアビスの下層に封印された神器始原の宝杯を狙っているのかもしれない」と呟きます。
それを聞いたコンスタンツェは「宝杯を手に入れて教団に寄贈してしまえば、襲撃もおさまるはず」と宝杯の捜索を提案。お家復興のためになんとか功績を挙げたいコンスタンツェは、アルファルドの制止を無視し仲間たちを(一部強引に)巻き込みつつ、アビスのさらに地下深くへ向かいます。

やがてたどり着いたのは、地下街の外、大聖堂前の橋梁の下に広がる大きな谷。コンスタンツェはやむを得ず陽の下に出て、皆の前で卑屈なもうひとりの姿を晒す羽目に…。何も知らなかった主人公と地上の三学級の生徒たちは、彼女の変容っぷりに戸惑いを隠せませんでした。

本人は隠していたつもりでも、灰狼の学級の生徒たちはすでにわけ知りだったようす

「煤闇の章」後半では…(クリックで表示/ネタバレ注意!)

死者を甦らせる力を持つとされる始原の宝杯。「宝杯の儀」を執り行うには、古の時代に失われた四使徒の血が必要でした。そして、「灰狼の学級」で保護されていた生徒4人が、それぞれ失われたはずの四使徒の血と紋章を受け継いでいたことが判明します。

コンスタンツェの一族であるヌーヴェル家は、帝国にも明かさず秘密裏に四使徒のひとり「ノア」の血を繋いでいました
4人を灰狼の学級に集めたのは、彼らやアビスの住民たちを長年保護してきた恩人、アルファルドにほかなりません。単なる偶然なのか、あるいは…。疑念を抱いたまま、主人公とコンスタンツェたちは何者かに誘拐されたというアルファルドを救うべく、地上へと向かいます。

本編(5年後)

本編第一部でコンスタンツェを自学級にスカウトしていた場合、第二部では5年後の成長した姿で主人公と再会し仲間となります。

5年後は…(クリックで表示/ネタバレ注意!)

《覇王ルート(紅花の章)》
エーデルガルトの宣戦布告により戦争が始まると、コンスタンツェは将として取り立てられたようで帝国軍の一翼を担っていました
5年後、主人公とエーデルガルトが再会したことを機に、かつて級友たちで結成した黒鷺遊撃軍が再集結。コンスタンツェも再びその一員となります。そしてヌーヴェル家再興の夢のため、主人公やエーデルガルトとともにフォドラ統一への戦いに身を投じていくこととなります。

《帝国(銀雪の章)/王国(蒼月の章)/同盟ルート(翠風の章)》
主人公が行方不明となった後は再びアビスに身を寄せ、魔道の研究に勤しんでいました。
そして5年後の約束の際、再び地上へ姿を表します。故郷である帝国と敵対し主人公とともに歩むことを決めたコンスタンツェ。フォドラに平和を取り戻すため、その力を振るうことになります。

主な出演作

キャラクターが活躍したタイトルなど、特筆すべき作品をいくつかピックアップします。

支援会話では魔法の研究内容や体質の原因も判明

ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年/Switch)
ヌーヴェル家の再興のため、誰も成し得ない偉業を成し遂げることを試みるコンスタンツェ。
本編に加入すると、支援会話でその様子が垣間見られます。

さまざまなオリジナル魔法を創り出し披露するコンスタンツェ。ただしその魔法は使い道のわからない「紅茶を虹色に輝かせる魔法」だったり、突拍子のない勘違いから「革靴を砂糖菓子に変える魔法」を創り出したり…。魔法の技術自体は非常に高度で優れた妙技であるにもかかわらず、彼女の発想と生み出す魔法はななめ上をいくものばかり。本人も「どうにも戦いに役立つ魔法の創発は不得手ですの」と自覚しているようです

「靴を舐めれば貴族に協力してもらえる」というユーリスの話から、靴をお菓子に変える魔法を編み出す

さらに貴族令嬢かつ魔道の研究に没頭していたからか少々常識はずれな面や相手の意見を聞かないまま我が道をっ走る傾向があり、灰狼の学級の仲間であるユーリスには、(良い意味も含めて)「貴族の中でも別格の変人」と称されるほどでした。

また、同じく同級生のハピとの支援会話では甘いお菓子に目がない様子も垣間見せます。

ハピの見事な食レポにつられて、道端でお菓子をいただくコンスタンツェ

そして、イドストーリーである「煤闇の章」では登場しなかった地上の生徒たちとの、意外な繋がりがわかる支援会話も発生。

ヌーヴェル家がまだ帝国の子爵位についていた時代、メルセデスが育った帝国貴族パルテルス男爵家とヌーヴェル家には親交があったようです。コンスタンツェはメルセデスとその異父弟エミールとも親しい仲だったようで、メルセデスを「お姉様」と慕うようすを見せました。

しかし日向と日陰で性格が変わる体質はヌーヴェル家が取り潰しになってから発現したもので、メルセデスも「もうひとりのコンスタンツェ」とは初対面。困惑する彼女への無礼を詫び、自ら二重人格となった原因を伝えていました

異世界でも御家再興と弱き者たちを守るために才を振るう!

ファイアーエムブレム ヒーローズ(2017年/アプリ)
2021年9月、他の灰狼の学級の生徒たちとともに「雌伏令嬢 コンスタンツェ」として制服姿で参戦を果たしました。ちなみに「雌伏」とは「力を養い、活躍できる機会をじっと待つ」という意味の言葉です。赤属性の飛行・魔法ユニットであり、日光対策として戦場では日傘を差していますが、セリフなどで時折根暗な「もうひとりのコンスタンツェ」が姿を見せることも。

参戦当時に開催された「想いを集めて」では、アスク王国の特務機関隊長のアンナに、御家再興への道の参考とするため、自身と似た境遇の貴族を紹介してほしいと依頼。エレブ大陸から来たレイヴァンを紹介されますが、彼は家の再興ではなく復讐を望んでいて…?
また、同時に参戦した灰狼の学級の生徒たちとの物語では、突然召喚されたアスク王国からフォドラに帰ろうとに画策する様子が描かれました。

“2年後の成長姿”で登場。新たな人物との会話も

ファイアーエムブレム無双 風花雪月(2022年/Switch)
フォドラであり得たかもしれないもう一つの物語を描く本作。赤焔の章黄燎の章では開戦に際して地下から駆り出された教団の戦力として、青燐の章では帝国軍の将として、いずれも敵軍の将という立場で登場。特定の作戦を実行しつつ撃破することで、彼女を説得して仲間にすることができます。
また、『風花雪月』とは異なるキャラクターとの支援会話も発生。『風花雪月』本編では支援関係がなかった同盟領の生徒たちとのコミカルなやりとりや、ヌーヴェル家没落のきっかけとなったかつての敵国・ダグザの姫であるペトラと交流する様子が描かれました。

ステージによって日陰か日向かは異なるので、初遭遇時の性格もルートによって異なる

戦いに参加していなかった者同士、遺恨を残すことはないと主張する

出演作一覧

本人が出演している作品をまとめました。末尾に★があるのはプレイアブルとして登場する作品です。

※絵のみ、帽子などパーツのみの場合は含めません。リストは2025年1月現在のものです

『ファイアーエムブレム』シリーズ

ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年7月26日発売/Switch)★
ファイアーエムブレム ヒーローズ(2017年2月2日配信開始/アプリ)★
ファイアーエムブレム無双 風花雪月(2022年6月24日発売/Switch)★

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