ロドリグ(『ファイアーエムブレム』シリーズより)【任天堂図鑑】
王国の忠臣にして、仲間たちを支える父。『ファイアーエムブレム 風花雪月』で初登場し、『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』でも活躍したロドリグについて紹介します。
目次
[ハード略称] Nintendo Switch=Switch
プロフィール/基本情報
本名(フルネーム)はロドリグ=アシル=フラルダリウス。
青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)の生徒である「フェリクス」の父。
王を戴く騎士の国「ファーガス神聖王国」にて公爵の位に叙される名家「フラルダリウス家」の当主です。
フラルダリウス家は代々王家の補佐や相談役を担っており、それゆえ「王の盾」とも称される大貴族です。ロドリグもまた先王ランベールやその息子ディミトリを傍で支えてきました。
冷静な判断力と大胆な行動力を併せ持ち、地位を投げ打ってでも王国のために尽力します。仕えるべき王であり兄弟のように育った親友ランベールへの想いは人一倍強いようです。
大貴族の当主という身分ながら、時に茶目っ気の効いた言い回しをしたり、平民出身の相手にも分け隔てなく接したりと、非常に親しみやすい印象の人物です。そして常に他人を思いやり敬う心を忘れない人徳者でもあります。
詳細プロフィール
◆マークの付いた項目は『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』での情報です
兵種 | ホーリーナイト(FE 風花雪月)/ソシアルナイト(FE無双 風花雪月) |
個人スキル | 大将星(FE 風花雪月)/練達の武・股肱の臣・王の槍(FE無双 風花雪月) |
紋章 | フラルダリウスの小紋章:武器で通常攻撃時、20%の確率で威力+5(FE 風花雪月) |
年齢◆ | 45歳 |
身長◆ | 182cm |
趣味◆ | 武具の手入れ、遠乗り |
好きなもの◆ | 肉、辛いもの、狩猟、酒、家族、友 |
嫌いなもの◆ | 甘いもの、不正 |
好きな贈り物◆ | 燻製肉、狩猟用の短剣、乗馬用の靴 |
好きな料理(抜粋)◆ | 獣肉の鉄板焼き、白身魚の甘辛炒め、玉ねぎのグラタンスープ、激辛魚団子、魚とカブの辛味煮込み、豪快漁師飯、ゴーティエチーズグラタン など |
嫌いな料理(抜粋)◆ | 桃のシャーベット、ブルゼン、ベリー風味のキジロースト など |
肩書き◆ | フラルダリウス公爵家の元当主 |
初登場作
ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年/Switch)
青獅子の学級を担当学級として選んだ場合、第一部EP.5「黒風の塔」にて士官学校に来訪し、ディミトリの紹介で主人公と初めて言葉を交わします。ちなみに他学級を受け持っている場合も同様に、同じタイミングで士官学校を訪れている様子を垣間見ることができます。
4年前に起こった「ダスカーの悲劇」で、先王ランベールと、自身の後継だった長子グレンを失った過去があります。さらにこの事件をきっかけに次男のフェリクスとも確執が生じてしまい、以来、距離を置かれてしまっています。
ロドリグは過干渉は避けつつも、息子のことを非常に気にかけているようです。
5年後は…(クリックで表示/ネタバレ注意!)
《王国ルート(蒼月の章)》
親帝国派の女魔道士コルネリアによる政変で王都を含む旧王家ブレーダッド領が制圧され、ファーガス神聖王国は実質崩壊。ロドリグ率いるフラルダリウス家は旧王国の残存勢力の中心として、帝国勢に対し抵抗を続けていました。
王子ディミトリが生きていたという知らせと援軍の打診を受けたロドリグは、兵員の引き渡しを承諾。さらに家と領地を弟に任せ、自らも主人公とディミトリが率いる王国軍へと参加します。
一度はディミトリに王都奪還を勧めるものの、復讐心に囚われた彼の意志に従い帝国に向け進軍。王国軍はかつて鷲獅子戦の舞台となったグロンダーズ平原へ向かいます。そこではエーデルガルト率いる帝国軍・クロード率いる同盟軍との三つ巴の激しい戦いが繰り広げられました。
乱戦に勝利し、エーデルガルトを撤退させることに成功した王国軍。しかし村娘に扮して王国軍に潜入していた帝国の将フレーチェに襲われたディミトリを庇い、ロドリグは凶刃に倒れます。王国の未来を守るため、そして友ランベールとの約束を果たすため、ロドリグは己の信念に従い、その命を捧げたのです。
ロドリグがディミトリにかけた最期の言葉は、死者達の妄執と復讐心に囚われていた彼の心を解き放つきっかけとなりました。そしてディミトリもまた己の信念に従い、王国を取り戻し民たちを救うことを決意。王国軍はファーガス神聖王国の都フェルディアへと向かいます。
《覇王ルート(紅花の章)》
EP.16「アリアンロッド攻城戦」にて、敵将として登場します。
ロドリグは王家に仕える女魔道士コルネリアとともに、王国領と帝国領の境界に位置する堅牢な城塞都市「アリアンロッド」の守備を任されていました。
フォドラ統一を目指す主人公と皇帝エーデルガルト率いる帝国軍は、王都フェルディアへ進軍すると見せかけてアリアンロッドを急襲。ロドリグは不意を突かれながらも王国を守るため、主人公たちの前に立ち塞がります。
主な経歴・出演作
キャラクターのターニングポイントとなった作品、大きな活躍をした作品など、特筆すべき作品をいくつかピックアップします。
“王国のために戦う騎士”と“息子を想う父”ふたつの顔を覗かせる
ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年/Switch)
第一部(士官学校時代)にてフェリクスが仲間になっていると発生する外伝「真の騎士道」では、友軍ユニットとして登場。兵種は上級職「ホーリーナイト」で、馬上から白魔法を巧みに操ります。
「ダスカーの悲劇」で王を失った王国の治安は年々悪化。フラルダリウス領でも山賊の被害が増えていました。ロドリグも自ら山賊に襲われた村へと赴き戦っていましたが、増え続けるならず者たちに手こずり、やむ無く息子フェリクスにも山賊退治を手伝うように声をかけます。
フェリクスと主人公たちの支援により、山賊に襲われかけた村の救助に成功。しかし親子の確執が埋まることはなく、フェリクスはすげなく立ち去ってしまいました。ロドリグはその場に居合わせた主人公に自身の胸の内を語り、そして息子を想う父親の顔を覗かせます。
もうひとつの歴史でも知将ぶりを発揮! 青獅子の学級の生徒たちとの交流も
ファイアーエムブレム無双 風花雪月(2022年/Switch)
本作では満を持してプレイアブルキャラクターとして登場。序章で主人公が青獅子の学級を選んだ場合、青燐の章開始後(士官学校休止の2年後)に仲間になります。初期兵種はソシアルナイトで騎馬兵種に適正があり、『FE 風花雪月』と同じく戦技と魔法の両方が扱える「ホーリーナイト」が得意兵種です。
フォドラであり得たかもしれないもう一つの物語を描く本作では、ディミトリたちが士官学校に入学して間もなく、王国で大きな争乱が発生。若年のディミトリに代わり政を担っていた先王ランベールの実兄・リュファスが、フラルダリウス家に対してあらぬ疑いをかけ、兵を差し向けたのです。
ロドリグとディミトリは、青獅子の学級の生徒たちの協力もあってリュファスの討伐に成功。そしてこの戦いがきっかけとなり、先王の暗殺(=ダスカーの悲劇)の首謀者がリュファスや王国内の有力諸侯たち、そして帝国貴族たちだったことが明らかになります。
事態を鑑みて、ディミトリは早々に王位を継ぐことに。ロドリグは「ダスカーの悲劇」にて無実の罪で虐殺されたダスカー人たちに対して責任を取るため、自ら爵位を捨てることを決意しました。嫡子フェリクスに公爵位を譲り、王国民とダスカーの民の融和のために奔走していくこととなります。
そして2年後、帝国がセイロス聖教会の中心組織である中央教会へと宣戦布告。中央教会を擁護し帝国と戦うことを決めた国王ディミトリやフラルダリウス公爵となった息子を支えるため、ロドリグは一人の将として戦いに身を投じていきます。
ロドリグと、シルヴァンの父であるゴーティエ辺境伯、そしてディミトリの父である先王ランベールは、ともに幼少期や士官学校を過ごした幼馴染み同士です。『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』ではそんな彼らと過ごした思い出話を語る機会も多く、三人の深い絆を垣間見ることができます。嬉々として友の昔話をしたり冗談を言ってみせたりなど、優れた知将としての顔だけでなく肩の力を抜いた穏やかな表情も見せます。
またプレイアブルキャラとなったことで支援会話が登場し、所縁のある人物たちとの関係性がより詳細に描かれたことも印象的でした。
ダスカーの悲劇で強い確執が生まれていた息子フェリクスとの支援会話では、かつての自身の発言について「お前の目の前で口に出すべき言葉ではなかった」と誠意をもって謝罪。そして互いに本音で語り合うことで、和解に至りました。
また、長子グレンの婚約者であったイングリットとの支援会話では、イングリットの父や兄についてやグレンとの思い出など、互いの家族についての会話が展開。そしてロドリグは、イングリットもまた自身にとって娘のようなものだとも語り、彼女を気遣う様子を見せました。
ストーリーの中盤以降で…(クリックで表示/ネタバレ注意!)
腐敗の一途を辿る帝国を打ち滅ぼすため、王国軍は同盟軍と手を組んで進軍を開始しました。
帝国軍の将ランドルフはジェラルト傭兵団に接触し、戦力として雇用。王国軍は彼らと刃を交えることとなるのですが、この戦いがその後の物語の展開、そしてロドリグの運命を大きく左右する分岐点となります。
分岐するルートのひとつでは、かつてジェラルト傭兵団や「灰色の悪魔」に敗北した主人公が雪辱を果たし、ジェラルトの撃破に成功。ジェラルトは命を落とし、戦いは王国軍の勝利で幕を閉じたかと思われました。
しかし、生き残っていた「灰色の悪魔」に背後から襲撃され、ロドリグは志半ばで命を散らすことになります。
出演作一覧
本人が出演している作品をまとめました。末尾に★があるのはプレイアブルとして登場する作品です。
※絵のみ、帽子などパーツのみの場合は含めません。リストは2025年1月現在のものです
『ファイアーエムブレム』シリーズ
ファイアーエムブレム 風花雪月 (2019年7月26日発売/Switch)
ファイアーエムブレム無双 風花雪月(2022年6月24日発売/Switch)★
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