どせいさん(『MOTHER』シリーズより)【任天堂図鑑】
どこまでもマイペースで「ぽえーん」な人たち。『MOTHER』シリーズに登場した、どせいさんについて紹介します。
目次
[ハード略称] スーパーファミコン=SFC、ゲームボーイアドバンス=GBA、ニンテンドーゲームキューブ=NGC、Nintendo Switch=Switch
プロフィール/基本情報
大きな鼻とつぶらな瞳、左右2本のヒゲと真っ赤なリボンがチャームポイントのふしぎな生物。『MOTHER2』では「サターンバレー」、『MOTHER3』では「どせいだに」に住んでいます。
一般的に「どせいさん語」と呼ばれる、非常に個性的な言語を使うのが特徴。なんとなく意味は通じるのですが、脈絡なく「ぷー」「ぽえーん」「ぐんまけん!」「ぽてんしゃる!」など謎の言葉が飛び出したりします。
性質はとてもおだやかで、争いごとは好まないようす。個々の名前はなく、みんな「どせいさん」なのだとか。
こう見えて高い技術力を持っており、便利なグッズや乗り物を開発してネスやリュカたちを手助けしてくれることも。
食生活も独特なのか、ゲーム中でどせいさんが経営するお店では「アーモンドもなか」「ブタようかん」「いちごとうふ」「ラッキーライス」「ちんちんごはん」「いのちのうどん」など、ほかでは買えないようなめずらしい名物が売られています。
初登場作
MOTHER2(1994年/SFC)
スリークの町で起きたゾンビ騒動。ゾンビたちのボスを探すネス一行は、どせいさんたちが住むサターンバレーに到着します。
仲間が「わるいやつ」にさらわれていること、「わるいやつ」がスリークの町にゾンビを運んでいることを知ったネスたちは、どせいさんに教えてもらった合言葉でグレープフルーツの滝に隠された秘密基地に侵入。
ちなみに合言葉は「黙って3分待つ」というもので、知らなければまず突破不可能でした。
秘密基地の主・ゲップーがネスたちに退治されたことで、秘密基地で働かされていたどせいさんたちも無事に解放。どせいさんはネスたちに感謝し、温泉とコーヒーでもてなすのでした。
その後、ギーグの手下であるDXスターマンによる大量誘拐事件が発生。さらわれた人々の中にはアンドーナッツ博士、アップルキッド、どせいさんなど、ネスたちと縁が深い人も含まれていました。
この誘拐事件がきっかけで知り合いになったのか、DXスターマンが退治されたあと、アンドーナッツ博士とアップルキッドはサターンバレーに向かい、ギーグ撃破のカギとなる「スペーストンネル」の開発を始めます。
このスペーストンネルの完成には、どせいさんたちの持つ技術が大いに役立ったもよう。冒険の最後の最後で、どせいさんたちはネスたちに大きな恩返しをすることができたのです。
ちなみにサターンバレー以外の場所にもどせいさんは住んでいるようで、ハッピーハッピー村ではひとり暮らしをしているどせいさんと会うことができます。
「世界を青く塗りつぶすことで幸せになれる」という教えを信じていた村の中で、唯一赤い家に住んでいるマイペースさがどせいさんらしいかもしれません。そもそも、そんな活動をしているハッピーハッピー教団のことはよくわかっていなかったみたいです。
主な経歴
キャラクターのターニングポイントとなった作品、大きな活躍をした作品など、特筆すべき作品をいくつかピックアップします。
窮地を乗り越えて重要な橋渡し役に
MOTHER3(2006年/GBA)
第7章に登場。7つの針の在り処を探すブタマスク軍はどせいだにを占拠し、「こわがらせロボ」で怖い話を聞かせたり、脇の下をくすぐったりしてどせいさんたちを脅します。
助けを求める手紙を見たリュカは、どせいさんの形をした走るちゃぶ台に乗ってどせいだにへ。ブタマスク軍を退治してどせいさんたち、そしていっしょに捕まっていたダスターを救出します。
どせいさんたちは針の場所をリュカたちに教え、温泉とコーヒーでもてなすのでした。
このとき、どせいさんに錆びついた「ゆうきのバッジ」を渡すことになるのですが、このバッヂは7章の終盤で、ピカピカに磨かれた「フランクリンバッヂ」になってリュカのもとへ届けられます。雷を跳ね返すこのバッヂは、最終決戦で非常に重要な役割を果たすことに…。
スマブラではまさかの“投げられ役”
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(2018年/Switch)
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは、1作目以外のすべての作品で「投擲アイテム」としてどせいさんが出演しています。相手を吹っ飛ばす力はないものの、シールドを一撃で割ってしまう効果があるので使い方次第では超強力。
ピーチやデイジーの下必殺ワザ「野菜引っこ抜き」で、なぜかどせいさんが出てくることもあります。
アイテム以外でも『DX』『X』『for3DS』『forWiiU』ではフィギュア、『X』ではシール、『SP』ではスピリットやMiiファイターのコスチュームとして登場しており、出番の多さはネスやリュカにも引けを取らないほどです。
アクティブに駆け回る貴重な姿が見られる!
スーパーマリオメーカー(2015年/Wii U)
条件を満たすとマリオが別のキャラクターに変身する「キャラマリオ」として、ネス、リュカ、ゲップーと共にどせいさんも登場していました。
正面を向いてジャンプするどせいさん、リボンを後ろにたなびかせながらBダッシュするどせいさん、泳ぐときもなぜか正面を向くどせいさん、ゴールポストにつかまって降りるどせいさん…。いつもとは一味違う、アクティブなアクションを見せてくれるどせいさんを堪能できます。
カービィでは“高額なお宝”として登場
『星のカービィ スーパーデラックス』(1996年/SFC)より
『星のカービィ スーパーデラックス』『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』で遊べるシナリオ「洞窟大作戦」では、お宝のひとつとして「どせいさんのぞう」が登場しました。「古代のとう」に隠されており、値打ちは120000Gとそこそこ高額です。
出演作一覧
本人が出演している作品をまとめました。末尾に★があるのはプレイアブルとして登場する作品です。
※絵のみで登場している場合は含めません。リストは2025年1月現在のものです
『MOTHER』シリーズ
MOTHER2(1994年8月27日発売/SFC)
MOTHER3(2006年4月20日発売/GBA)
そのほか
大乱闘スマッシュブラザーズDX(2001年11月21日発売/NGC)
大乱闘スマッシュブラザーズX(2008年1月31日発売/Wii)
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS(2014年9月13日発売/3DS)
大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U(2014年12月6日発売/Wii U)
スーパーマリオメーカー(2015年9月10日発売/Wii U)★
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(2018年12月7日発売/Switch)
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©1994 Nintendo/APE inc. Scenario:©1994 SHIGESATO ITOI
© 2006 SHIGESATO ITOI / Nintendo Sound:© 2006 HAL Laboratory, Inc. / Nintendo
©2018 Nintendo
Original Game: ©Nintendo / HAL Laboratory, Inc.
Characters: ©Nintendo / HAL Laboratory, Inc. / Pokémon. / Creatures Inc. / GAME FREAK inc. / SHIGESATO ITOI / APE inc. / INTELLIGENT SYSTEMS / Konami Digital Entertainment / SEGA / CAPCOM CO., LTD. / BANDAI NAMCO Entertainment Inc. / MONOLITHSOFT / CAPCOM U.S.A., INC. / SQUARE ENIX CO., LTD. / ATLUS / Microsoft / SNK CORPORATION. / Mojang AB / Disney
©2015 Nintendo
©1995 HAL Laboratory, Inc. / Nintendo.