ラウル(『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』より)【任天堂図鑑】
ハイラル建国時代、多くの民と共に繁栄の礎を築いた初代国王・ラウル。『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』でどのように活躍したのか、役割や歴史について紐解きます。
[ハード略称] Nintendo Switch=Switch
プロフィール/基本情報
神の如き力を持ち、天空で栄えた種族「ゾナウ族」であり、初代ハイラル国王その人。ハイラル王国は、天から降臨したゾナウ族とハイリア人が交わったことにより興った国とされ、ラウルはゼルダ姫の祖先にあたります。
時空を超えて建国時代にたどり着いたゼルダ姫に縁を感じており、ゼルダ姫が信頼を寄せる剣士・リンクの再来を待ちながら、人と魔王との決戦「封印戦争」に挑みます。
物語中盤以降のプロフィール(クリックで表示/ネタバレ注意!)
ゼルダ姫を含む六人の賢者と挑んだ「封印戦争」でしたが、魔王の圧倒的な力に打ちのめされ、全員が重傷を負った苦しい戦いとなりました。もう勝ち目がないと悟ったラウルは、最終手段として、自らの魂を犠牲に魔王を封印します。
強大な力を携えた魔王にとって、その策は時間稼ぎでしかありませんでした。ですがラウルは、のちの未来に現れる「魔王を打ち滅ぼす剣士・リンク」の存在を予言。そして封印の楔となり、ハイラル城地下にて悠久の時を過ごすこととなりました。
初登場作
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム (2023年5月12日発売/Switch)
物語の冒頭、ゼルダ姫とリンクは、漏れ出る瘴気を調査するためにハイラル城地下を訪れます。その最奥部には、瘴気をまとったミイラと、光り輝く右腕が浮かんでいました。
2人が近づくと、光る右腕は力なく離れ、ミイラが覚醒。突如放たれた攻撃からゼルダ姫を庇った際、リンクは右腕を瘴気に侵されてしまいます。
ミイラが大量の瘴気を解き放ち天変地異を引き起こしたことで、足場が崩れ、2人は虚空へと放り出されました。ゼルダ姫は救出できず地下へと消えてしまいましたが、光る右腕が現れてリンクを引き上げます。
その後、空に浮かぶ島「空島」で目覚めたリンクは、右腕の主と対峙。瘴気で朽ちた右腕を代わりに分け与えてくれたのは、かつてハイラル建国時代を築いた初代国王・ラウルでした。
すでに実体はなく魂のような存在でありながらも、前人未到の空島での探索を手助けしてくれたラウル。リンクが空島を旅立つ際に、希望を託して消え去ります。
本作での活躍
実は愛妻家! 王妃・ソニアとの仲睦まじい姿にほっこり
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム (2023年5月12日発売/Switch)
ハイラルの民を導く誠実な王でありながら、ハイリア人の王妃・ソニアには頭が上がらないといった一面も。
過去の様子が垣間見られる映像記録「龍の泪」では、過去に飛ばされて戸惑うゼルダ姫の気持ちを察することができず、ソニアに小突かれるシーンもありました。
龍の泪「ソニア無惨」とその後のエピソード(クリックで表示/ネタバレ注意!)
魔王からの不意打ちを受け、倒れたソニアのもとへ駆けつけたラウルは、怒りに駆られて魔王に反撃しようとします。しかし、ゼルダ姫に諭され一時撤退を余儀なくされます。
その後、ソニアの墓前で佇むラウルには悲しさが滲んでいました。
ゼルダ姫に呼びかけられ、これから挑む封印戦争の行く末について咎められますが、「ゼルダが持つ特別な縁の力」を信じて決戦に向かうのでした。
出演作一覧
本人が出演している作品をまとめました。
『ゼルダの伝説』シリーズ
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム(2023年5月12日発売/Switch)
関連記事
©Nintendo