【先行プレイレビュー】『フォーエバーブルー ルミナス』自由過ぎるプレイ&気疲れしないオンラインに癒される

5月2日(木)より発売中の『FOREVER BLUE LUMINOUS (フォーエバーブルー ルミナス)』。オンラインも含めて一足先にプレイする機会を得たので、この一期一会の特別な海の魅力をご紹介します。
「やれること」はたくさん、「やらなければいけないこと」は皆無。自由気ままな海中探索
本作はベールド海と呼ばれる海域を探索するアドベンチャーゲーム。海の生き物たちを調査したり、マップを踏破したり、海底のお宝をサルベージしたりするのですが、基本的には「なにをするのも自由!」です。
先に結論から言うと、ダイビングに興味がある人はもちろんのこと、「水族館が好き」「ゲームでのんびりしたい」くらいの軽い気持ちでプレイしてみても楽しめる作品だと感じました。
調査海域のアンベール(生き物を調査すること)率やマップ踏破率の100%を目指すのもひとつの目的ですが、これは強制ではありません。ちなみに調査できる海域はすんげ~~~~広いので、100%達成はかなりのやり応えです。
ベールド海は入るたびに姿を変えるという、いわゆる自動生成マップなのですが、前回と同じ海域に潜って引き続き探索を行うこともできます。休憩をはさみつつコツコツ100%達成を目指してもOK。

探索に必要なのは注意力・観察力や根気であり、複雑ですばやいボタン操作などは要求されません。アクションゲームが苦手な人でもぜんぜんOK!
探索を進めていくとランクが上がり、ダイバーをカスタマイズするカラーリングやステッカー、新たなジェスチャーが解放されていきます。ほかにも条件を満たすことで実績を解除したり、99の秘密が記されたツクモ盤と呼ばれる石盤の謎を解明したりと、探索意欲をかき立てるような目標がたくさん登場します。
とはいえ、まずはあまり難しく考えず、目の前を泳ぐ生き物たちや、サンゴ礁・海底火山・氷海、沈没船・洞窟・海底遺跡と、いろいろな姿を見せてくれるベールド海の地形をのんびり眺める。そんな海中散策だけでも十分楽しめる内容になっています。
さらに、本作に登場する生き物は500種類以上。ほんの30分くらい探索するだけでも軽く50種類は発見できるので、その生態系の豊かさに圧倒されます。
魚だけでなくイルカやシャチのような哺乳類、カニなどの甲殻類、イカなどの軟体動物、あと詳しくは言えませんがなんだかスゴい生き物がいるという噂も…。


もちろん「生物図鑑」の完成を目標にするのもいいでしょう。
図鑑にはフォト図鑑というのもあり、こちらは自分で撮影した写真が登録されます。ベストショットを集めたオリジナルのフォト図鑑を作るのは、かなりやりがいがありそうです。
図鑑にはこれまでに見つけた最小サイズ・最大サイズも記録されるので、やり込み派の人はいちど見つけた生き物もアンベールしてみましょう。ちなみに、サルベージで集めたお宝も図鑑に登録されていきます。

さらに、いわゆるストーリーモード的な「調査本部」ではチャプターを進めていくことで基本的な操作を学べたり、ベールド海にまつわる謎について知ることができたりします。初めてプレイする時はここから進めていくのがわかりやすいかと思います。
繰り返しになりますが、これらの要素はやるのもやらないのも自由なので、のんびり海に身を任せたいだけの人も、図鑑コンプリートが好きなやり込み派の人も自分のスタイルでプレイできます。
オンラインでも自由気ままに探索可能! 「みんなでダイビング」
本作では、オンラインを介して「みんなでダイビング」すれば、最大30人で同じ海域で遊べます。こちらも発売前に特別にプレイすることができました。
「ひとりでダイビング」は基本的に時間制限がないのに対し、「みんなでダイビング」は一度につき潜れるのは60分までという制限があります。
というわけで、実際にオンラインプレイに挑戦。
「じっくり探索したい時に、オンラインでプレイするのはなんだか気疲れしそうだな…」と最初は思っていたんですが、自由度の高さはオンラインでも健在です。同行を強制されるようなことはないし、ひとりの時と同じように、気ままに探索していても構いません。

アンベール率やマップの踏破率は参加しているプレイヤー全員で共有するので、ひとりの時よりも圧倒的に探索が早く進みます。
探索中は特定の生き物をアンベールする「ミッション」が発生することがありますが、これもオンラインならみんなで協力するとスムーズに達成できます。
効率よくランクを上げたいときは「みんなでダイビング」に積極的に参加するといいかも?


海域はかなり広いので、普通に探索していると意外とほかのプレイヤーとは出会いません。
ただほかのプレイヤーが生き物などにつけた「タグ」は確認できるので、めずらしい生き物やスポットの位置を全員で共有することができます。

こういう強制はされないけれど、ゆる~く繋がることができるという雰囲気は、個人的にはなかなか理想的だなあ…と思っていると、同じ海域でオンラインプレイをしていた、ニンドリ編集長のかややんと遭遇。
(ほかのプレイヤーの位置自体は、マップでも確認できます)



知り合いとプレイするときは、事前にマップのどの辺りで落ち合うか決めておいてもいいですね(チャットツールなどで連絡しあいながらプレイしてもいいかも)。
ほかのプレイヤーとは「シェアラー」になり、以降はマップでシェアラーの近くへ瞬間移動することもできるようになります。ミッションの際はひとところにプレイヤーが集まりやすいので、この時にシェアラーを増やすのもよさそうです。


「みんなでダイビング」は、情報を共有することで協力し合えるという、対戦ゲームなどとはまた違う形でのマルチプレイを楽しめました。本当に気楽に遊べるので、「知らない人と遊ぶのはちょっとハードルが高いかも」という人にこそ、いちど試してもらいたいと思います。
<製品情報>
発売日:2024年5月2日(木)発売予定
価格:パッケージ版 5,478円(税込)/ダウンロード版 5,400円(税込)
CERO:全年齢
発売元:任天堂
▶︎公式サイト
※オンラインプレイのご利用には、「Nintendo Switch Online」への加入が必要です(有料)。
▼こちらの記事もお楽しみください。



© Nintendo / ARIKA