マリオ映画に登場する青い星チコ・ルマリーはどんなキャラ?経歴と毒舌のナゾに迫る|映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
知れば映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」がもっと深く楽しめるガイド。
今回のテーマは、映画に登場する青いチコ・ルマリーについて。マリオ専門家のkikaiが解説します。
※本記事はネタバレを含んでいるため、映画を観た後に読むことをオススメします
映画中の登場シーンは…
ルイージたちとともにクッパに捕まり、檻の中で「唯一の希望、それは死による開放さ」と毒っ気のあるセリフを放つ、ルマリー。劇中でも異彩を放つ存在ですが、一体何者なのでしょうか?
登場したゲームとともに紹介します。
『スーパーマリオギャラクシー』に登場したよろずやチコ
ルマリーは『スーパーマリオギャラクシー』(2007年/Wii)で初登場した、星の子・チコの一種。
チコは“星の子”とも呼ばれ、たくさんの仲間たちやロゼッタとともに宇宙を旅しています。
その途中、クッパによる災難に見舞われ、マリオに力を貸すことになる、というのが『スーパーマリオギャラクシー』でのおはなしです。
ルマリーはそんなチコの一種・よろずやチコで、通常のチコよりも少し大きく青色、頭(?)の先が分かれているのが特徴。
ゲーム中ではスターピース(アイテム)を渡すことで1UPキノコなどのアイテムをくれる、いわゆるおたすけキャラ。可愛い子供のような声をしていた劇中と異なり、商人のような関西弁でしゃべります。
ゲーム中では棒付きのアイテムを持っています。
劇中のルマリーもシャボンや風車を持っていましたが、それもよろずやチコであることの特徴かもしれませんね。
なお、劇中ではルマリーという名前ですが、よろずやチコの英語名は「Lumalee」であり、スパイク(ブラッキー)同様、海外準拠の名前で呼ばれていると思われます。
チコ・ルマリーはどうしてあのような発言を?
しかし、気になるのはやっぱり劇中でのセリフ。
なぜニヒリズムのような発言をしていたのでしょうか。
その理由は、はっきりとはわかっていません。
ただ、前述の通り、チコは星の子供。
いずれ成長して、惑星やパワースターになる運命を背負っています。そんな定めがあるのにもかかわらず、クッパに捕まってしまった自身を悲観し、あのような発言をしていたのかもしれません。
(※解説・kikaiの考察であり、公式の見解ではありません。)
編集部追記:
プロデューサー・宮本茂さんインタビューの中でも、「ピクミンショートムービー」について語る中で、「今回の映画でも、(ルマリーという)ちょっと哲学っぽいことを言うキャラクターが登場する」とルマリーについて少し触れられています。人間とは違う角度から生死を見るキャラクターということなのかも…?
いかがでしたか?
敵なのか味方なのか、異彩を放つ存在だったルマリー。
今回はとりあえずハッピーエンドで終わりましたが、果たして……?
物心付いたときからマリオゲームを遊び続ける、マリオがすきなひと。現在はマリオ専門家としてメディアでの執筆や動画配信活動を行う。マリオグッズ所有量ギネス記録保有。Twitter→@kikaim
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<映画情報>
公開日:4月28日(金)劇場公開
監督:アーロン・ホーヴァス、マイケル・ジェレニック
キャスト:クリス・プラット、アニャ・テイラー=ジョイ、チャーリー・デイ、ジャック・ブラック、キーガン=マイケル・キー、セス・ローゲン、フレッド・アーミンセン、ケヴィン・マイケル・リチャードソン、セバスティアン・マニスカルコ、チャールズ・マーティネー、宮野真守(日本語吹替版)、志田有彩(日本語吹替版)、畠中祐(日本語吹替版)、三宅健太(日本語吹替版)、関智一(日本語吹替版)
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