【PJCS2024】武藤十夢さん・小麟さん姉妹&鶴崎修功さんが本大会を振り返り! 鶴崎さんの“ポケカ講座”も!
ポケモンバトル4部門で日本一を決める大会「PJCS2024」。
会場を大いに盛り上げたアイドル・武藤姉妹と、カードゲーム部門の招待選手・鶴崎修功さんの囲み取材の模様をお届け!
アイドル&クイズプレイヤーから見た「PJCS2024」の魅力に迫る!
ポケモンバトル4部門で日本一を決める大会「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2024」(以下「PJCS2024」)が、6月1日(土)・6月2日(日)にパシフィコ横浜で開催されました。
2日間にわたって会場をレポートした、ポケモン大好きアイドルの武藤十夢さん・小麟さんと、カードゲーム部門招待選手のクイズプレイヤー・鶴崎修功さんの囲み取材させていただく機会に恵まれましたので、その模様をお伝えしていきます!
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武藤姉妹&鶴崎さんが注目したバトルは? お気に入りのポケモンも紹介!
武藤十夢さんと、武藤小麟さんのアイドル姉妹。姉の十夢さんはAKB48の卒業メンバーであり、妹の小麟さんは現役メンバー。AbemaTV/ポケモン公式YouTubeチャンネルにて期間限定で配信されていた「放課後ポケモン研究部」には、姉妹でレギュラーメンバーとして出演。
TBS『東大王』などのテレビ番組で活躍していた、東大出身のクイズプレイヤー。2022年ごろからポケモンカードゲーム(以下ポケカ)を始める。「PJCS2024」では1日目で勝ち越し、2日目も選手として出場するなど大きな活躍を見せた。
―― 今回いろいろな部門で試合が繰り広げられた中で、武藤さんおふたりが印象に残っている試合はなんですか?
十夢 私はゲーム部門を見ていたのですが、「このポケモンが一番強い」というのがなく、いろんなポケモンが活躍しているのが印象的でした。
中でもネクロズマをイエッサンとあわせて使っている方がいたのが驚きで。「サイコフィールド」で「ワイドフォース」の威力を高めていたので、私も使ってみたいなと思いました。
小麟 どの部門もよかったです! ゲーム部門については、私は「ふぶき」っていうワザが好きなんですけど、今回のトップ8の中ではカイオーガで「ふぶき」を使用している選手がいて!
十夢 カイオーガはみずタイプにテラスタルして「しおふき」や「こんげんのはどう」などのワザの威力を上げて攻めることが多いのですが、トルネロスが「ゆきげしき」という天候を変えるワザを使って(カイオーガの)ふぶきの威力を上げていたんですよね。
小麟 ねー! なかなか見ない戦い方だったのですごく勉強になりました。
カードゲーム部門は、ポケカ四天王のシマダダイチ選手の試合を見たんですけど、「ルギアVSTAR」対「サーナイトex」の対決で、お互いのカギとなるポケモンがなかなか展開できない局面があって、ドキドキハラハラしちゃいました。
またユナイト部門は、ほかの部門と比べて歓声が大きくて! チームでバトルされていたので、見ていて楽しかったです。
―― おふたりとも、ゲームの方もすごくやりこまれていると思うんですけど、『スカーレット・バイオレット』の中でお気に入りのポケモンは何ですか?
小麟 バウッツェルです。ワンちゃんが好きで、一番好きなのはワンパチなんですけど、まだパルデア地方には登場していないので。バウッツェル、まるでパンみたいで絶対おいしそうなにおいするだろうな! って。あとはクルンクルンのお耳と、茶色いこんがりボディで大好きです。
また、特性が「こんがりボディ」だと、ほのおタイプのワザを受けた時にダメージを受けずに防御が上がるので、バトルでもよく使っていました。ワザの「ボディプレス」も強いんですよ。
十夢 私はイッカネズミとイルカマンが好きで。イルカマンは最初かわいいのに、特性の「マイティチェンジ」で、手持ちに戻るとムキムキの姿になるし、バトルでもすごく強いので使用していました。
イッカネズミは、4匹家族のバージョンと、3匹家族のバージョンがあるので、それを探したりするのも楽しんでいましたし、バトルでもコノヨザルと組んだりして強かったので、「かわいくて強い」ポケモンですね。
―― 対戦でよく使われるポケモンは?
小麟 私はキュウコン(アローラのすがた)とキュレムの組み合わせです。キュウコンの特性の「ゆきふらし」で天候を「ゆき」にして、「オーロラベール」で守りを固め、キュレムでがーん! と「ふぶき」を繰り出すのが大好きです。
十夢 私は海外の大会で出ていたチームを参考にしてパーティを組んで、アシレーヌとジュプトルを並べて「みずのちかい」「くさのちかい」で相手のすばやさを下げる戦い方をしたりだとか。
あとはバドレックス(はくばじょうのすがた)と、カイオーガがすごく強いので、この2体のどちらを主力にして戦うか、「PJCS2024」の2日間でみんなの戦い方を見て決めようかなと思っています。
鶴崎さんのデッキ構成のこだわりは? その強さの秘訣に迫る!
―― 続いて鶴崎さん、ポケカの試合を終えての感想をお願いします。
鶴崎 もう強い人しかいないことはわかっていて、1勝をとりあえずの目標にしていたんですけど、勝ち越しできて、かなりよくできたのではないかなと。
また、ピリピリした空気を覚悟していたのですが、和気あいあいとやってくれる対戦相手の方が多くて、ポケモンカードゲームを楽しむ気持ちを持ちあわせてやっているんだなと非常に感じましたね。
―― 今回の大会、ルギアのデッキでいこうと思った決め手は?
鶴崎 「レガシーエネルギー」というカードが発表されたときにルギアに決めたんです。僕が前に使っていたデッキでは、「テツノカイナex」の「ごっつぁんプリファイ」でサイドを多く取られるのがきついなと思っていて。今はルギアが主軸という感じです。
―― ご自身のデッキのこだわりポイントを教えてください。
鶴崎 注目してほしいところは、「ペパー」と「ブーストエナジー未来」ですね。
「ペパー」は、グッズとポケモンのどうぐを山札から1枚ずつ持ってくることができるカードです。山札から「ハイパーボール」を拾えるので、「ハイパーボール」を使って好きなカードを2枚トラッシュした上にポケモンを手札に加えることができる。また「ブーストエナジー未来」も拾えるので、よくばりな構成になっているかなと思います。
小麟 「ブーストエナジー未来」は、どのポケモンにつけるんですか?
鶴崎 「テツノカイナex」ですね。「ブーストエナジー未来」は未来のポケモンにつけたときだけ効果があって、そのポケモンのワザのダメージが+20されて、にげるときのエネルギーがすべてなくなるんです。
僕のデッキだと「テツノカイナex」しか未来のポケモンは入っていないので、そいつにつけるか、「ハイパーボール」で捨てるためのコストにするか。
小麟 なるほど!
―― 勉強になります! 対戦相手が使用していたデッキで印象に残ったものはありますか?
鶴崎 4戦目に当たった古代デッキですね。
対戦相手が出した「トドロクツキ」がHP140なのですが、こちらの「テツノカイナex」の「ごっつぁんプリファイ」はダメージが120で、通常なら倒せない。でも僕の場合は、そこに「ブーストエナジー未来」がついて、倒せるようになる。
「ペパー」で「ブーストエナジー未来」を山札から取ってくる作戦がけっこうハマったなと。
―― 鮮やかなテクニックですね! 今回のカードゲーム部門全体で、特に注目しているデッキはありますか?
鶴崎 ルギアデッキと、タケルライコ+オーガポンのデッキ、さらにこの2つのデッキに強いサーナイトデッキですね。この3デッキがどうくるか、注目しています。
―― 6月7日(金)は強化拡張パック「ナイトワンダラー」の発売日ですが、その中で注目しているカードは?
鶴崎 「キュレム」ですね。
相手のトラッシュに「アクロマ」とつくカードがあれば、「トライフロスト」のワザを出すのにエネルギーが無色1個になる。それで相手のポケモン3匹に110ダメージずつ与えられる強いカードなのですが、これを「レジドラゴVSTAR」の「りゅうむそう」という、トラッシュのドラゴンポケモンのワザをコピーして使えるカードがあって。
それを使うと「アクロマ」とか関係なく「トライフロスト」が使えるので。もしかしたら流行るんじゃないでしょうか。
―― ありがとうございます。みなさんにうかがいたいのですが、ポケカのしくじりエピソードなどはありますか?
小麟 私は先月、CL札幌(ポケモンチャンピオンズリーグ札幌)で招待選手として出場させていただいたんですけど、その時の配信卓で「ピジョットex」に「こだわりベルト」をつけようとしたのが、焦って「ドラパルトex」をつけてしまって!
一瞬でしたが、ピジョットにドラパルトを装備させちゃったので、実況の方もポカンとされてしまって…。私もパニックになりながら無事その試合には勝てたんですけど、そのあとSNSを見たらすごい反響で、びっくりしました(笑)。
十夢 私はふだん「リザードンex」と「ピジョットex」を使っていて、「ふしぎなあめ」を使って進化させるのをどちらにするかという選択を迫られることが多くて。いつも先にリザードンを進化させて、あとから後悔しています。
「リザードンex」の「バーニングダーク」というワザって、サイドを取られれば取られるほど火力が上がっていくので、試合の後半に使った方が有利なんですよね。
鶴崎 僕はポケカを初めて1年半くらいなんですけど、ありとあらゆるプレイミスをしています(笑)。
それこそ、「頂への雪道」が出ていて使えないのに、かがやくゲッコウガの特性の「かくしふだ」を使おうとしたりだとか。ワザの効果を受けないやつに「ギラティナVSTAR」の「スターレクイエム」(相手のバトルポケモンをきぜつさせる“ワザの効果”がある)を撃とうとしたとか。
昨日やった試合では、“ルギアVSルギア”の局面で、「ルギアVSTAR」に進化してから「博士の研究」(手札をすべてトラッシュして山札を7枚引くカード)を使ったんですね。結果、山札からはなにもいいカードがこなくて(笑)。
もし「ルギアVSTAR」じゃなくて「ルギアV」に進化していたら、手札を1枚捨てて山札を3枚引く「かぜよみ」というワザが使えてなんとかなったかもしれないのに、もうなにもできなくなって。そのままボコボコに負けました(笑)。
「ポケモンは人生」! 3人それぞれがポケモンの魅力を語る
―― こちらが最後の質問となります。みなさんにとって、ポケモンの魅力とはなんでしょうか?
小麟 みんなが主人公になれるところだと思います。「PJCS2024」の2日間でも思ったんですけど、一人一人の選手にドラマがあって、ポケモンたちや仲間との思い出もある。それをお互いがぶつけ合って、ライバルでもまた仲間になれる。
それに、「ポケモンは人生」だと思っていて。自分の人生って、なんでもポケモンに置き換えられるなと。出会った仲間だとか、ファンのみなさんとかも、私がこの仕事をしていなかったらみなさんにも出会えなかったと思いますし、楽しい思い出をひとりひとり、図鑑みたいにと言うか、なんというか…。
十夢 違うじゃん!「レベルアップしただけ、強くなれるし、新しいワザも覚えられるし、自分以外で戦う時もがんばっていける」って話じゃん!
小麟 それです!(笑)
十夢 私は、ポケモンはがんばった分だけ成長できるものだと思っていて。草むらとかでレベルアップをがんばって、レベルを上げた分だけ強くなってジムリーダーに勝ったり。負けても、そこから考えることもできるし。
日々の生活も、例えば資格の試験を受けたりするんですけど、そういうときも勉強してがんばった分だけ結果に残るので、似ているものだなと。これからも妹とふたりで切磋琢磨して、バトルに強くなっていきたいなと思います。
鶴崎 ポケモンの魅力…難しいですよね。ポケモンって、もう「居るもの」なので。もう28周年で、ずっと居る。日常に溶け込んできていて、そばにあるもの。それが魅力だなって思います。
ピカチュウって、もうその辺に居るじゃん、みたいな。もうそんな当たり前の存在になってしまっていますね。
武藤十夢さん、武藤小麟さん、鶴崎修功さん、ありがとうございました!
これからもみなさんの熱さに負けないよう、私もポケモン歴28年のライターとして、ポケモン愛を広めていきたいと思います!
(ライター・平原学/ひらばる まなぶ)
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