【先行プレイレポート】『ポケモン S・V ゼロの秘宝』「前編・碧の仮面」を体験!

ゼイユやスグリとの交流、そして伝説のポケモン・オーガポンとの出会いは!? 配信に先駆け、実際に体験しました!

株式会社ポケモンで行われた『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』先行体験会「前編・碧の仮面(みどりのかめん)」の冒頭を1時間ほど遊ぶことができました。パルデア地方を飛び出した新たな冒険を要素ごとに紹介します。

新キャラクター:登場シーンと彼らの魅力

パルデア地方のアカデミーでは、毎年他校と合同で林間学校が開催されています。ブルーベリー学園の教師の引率のもと、生徒たちと飛行機とバスを乗り継いで「キタカミの里」を訪れることになりました。人々の暮らし方も出現するポケモンも異なる地ではどんな出会いが待ち受けているのでしょうか。

林間学校を引率する教師 ブライア

バス停から本作の拠点となるキタカミの里にある「スイリョクタウン」へ向かうと、ブライアは公民館の管理人との橋渡し役やオリエンテーリングツアーの進行を率先して行ってくれていました。

本数が少なく人々の行き来は盛んではないようです
オリエンテーリングツアーが始まります!

気性の荒さと思いやりを兼ね備える ゼイユ

同じく林間学校のメンバーとして登場するのが、キタカミの里をふるさとに持つゼイユスグリの姉弟です。

左が姉のゼイユ、右が弟のスグリ。異なるインナーカラーと共通するヘアバンドや目の色が特徴的です

ゼイユとはスイリョクタウンに足を踏み入れた瞬間にひともんちゃくあり、よそ者がキタカミの里に踏み入れるなと言わんばかりにバトルを仕掛けてきます。

ポケモンバトルの教育に力を入れて近年新設されたブルーベリー学園の生徒なだけあって、バトルへの真剣さが目元に現れているようです。弟のスグリともバトルをする機会がのちほどありますが、引っ込み思案な普段の態度とは異なり自信を見せた表情をしていました。このことから、2人ともバトルの才能があることがうかがえますね。

ゼイユの負けてくやしがる様子や上から目線の大人びた台詞からはどこか背伸びして振る舞っているように感じるチャーミングさがあります。ゼイユはスグリのことを大変大切に思っていて、上の画像2枚目のゼイユがスグリを見る表情は、慈しむような優しい内面も感じ取れます。
ちなみに、ゼイユはスグリのことを「スグ」と呼び、キタカミの里に住む祖父によると気性の荒さは幼い頃からとのことです。

気弱だが物語に深く関わる スグリ

「わや」「けっぱれ」など方言を使う

姉に勝ったことで、主人公に興味を持った様子を見せるスグリは本作でのキーキャラクターと言っていいでしょう。オリエンテーリングツアーのペアとして主人公と交流し、引っ込み思案な性格から少しずつ心を開き友情を形成していく姿を見ることができます。

あるポケモンを探し求める サザレ

つり目やヘアスタイルのカラーリングから気になる人物であるカメラ好きの旅人、サザレ
今回、スイリョクタウンの十字路で見かけることができました。「用事を済ませて来たら声をかけてね」との発言に、「とこしえの森」でポケモンを探しながら写真撮影をするのはまだ先の要素のようです。

新たな舞台:テクノロジーを感じない田園風景が広がる土地

キタカミの里には高いビルも、いままでのポケモンセンターもありません。自然が人々の暮らしにより強く根付き、とある昔話が古くから伝わっています。

キタカミの里

中心に大きな山がそびえ立つキタカミの里はふもとに住む人々に培われてきたりんご園「アップルヒルズ」や田園風景が広がり、ゆったりとした時間が流れています。

新しく発見されたカミッチュがいそう!?
ヘイガニやウパーがいました

スイリョクタウン

拠点となるスイリョクタウンは中央に大きな公民館があり、地元に住む人が雑談をするなど交流の場となっています。手前には仮設テントでのポケモンセンターがあることから、もしかしたら林間学校の期間中だけ臨時で設けられたのではないかと感じられます。キタカミの里ではポケモンバトルは盛んには行われていないのかもしれません。

実際にポケモンセンターのお姉さんはスイリョクタウンに住む人々と変わらない格好をしていて、特別なユニフォームを着ているわけではありません。こうした部分にも、地元の人が夏期だけアルバイトをしているのかな、という小さなコミュニティを感じるところです。

お花で作ったリーシャンのオブジェ
テレビではアップルヒルズが取り上げられています

公民館では案内を聞くほか、お知らせやカルチャースクールのパンフレットのようなものを読むことができます。こういう公民館って現実世界でもあるよねと思わせるようなリアリティある表現は本作の楽しさのひとつ。

コイキングの噴水
タイヤやバケツもいい味を出しています

ここスイリョクタウンは、どこかで見たことのあるような風景が広がっています。
田んぼだけでなく、生け垣、ヘチマのような野菜の栽培、プロパンガス、など多岐に渡ります。食べ物もキタカミそばをはじめとしたヘルシーな食事(日本食のようなもの)がありました。

ふるさとや帰省で日本の田舎を経験したことのあるプレイヤーにとってはキタカミの里に懐かしさを感じ、海外のプレイヤーにとっては飛行機に乗って移動をしたような異国情緒あふれる旅を満喫できるんだろうなと感じるばかりです。

桃沢商店

お菓子を購入したりカプセルトイを回したくなったりする見た目の桃沢商店がこれまでのショップの役割をしてくれます。商店では「てあみのてぶくろ」と「てあみのくつした」が販売されていました。

物語:里に伝わる昔話が招かざる客によって動きだす

林間学校に来た主人公はゼイユ、スグリの姉弟との交流でキタカミの里の文化に触れていくことになります。この性格の異なる3者の関係性や掛け合いが見所となる本作。長く受け継がれてきた「オモテ祭り」では主人公とゼイユに思いがけない出会いがあったようです。

あそこに見えるのが伝説の…?

鬼を倒した英雄「ともっこさま」

林間学校ではまず、生徒同士でペアを組み、里に伝わる昔話が書かれた看板を探してまわることが目的となります。見つけた看板を読み進めていくと、鬼を倒し里を守った3種類のポケモンと鬼の仮面について知ることができました。

スグリはスマホロトムを持っていないようです
キタカミの里にある看板のひとつ

スイリョクタウンの少し離れたところには「ともっこプラザ」があり、昔話の英雄であるイイネイヌマシマシラキチキギスの3匹が「ともっこさま」の石像が建てられています。

イイネイヌ
マシマシラ
キチキギス
キタカミの里の中心に大きくそびえ立つ岩山。まるで鬼のように見える…?
お面も鬼や英雄がモチーフに

看板めぐりで訪れた場所によっては、その後「そらをとぶ」が利用できます。ちなみにそらとぶタクシーのロードのデザインが本作ではヨルノズクとなっていました。

キタカミセンターの「オモテ祭り」

看板めぐりでスグリとの友情を深めた主人公は、夜のお祭りに誘われます。

待ち合わせ場所は、スイリョクタウンにあるスグリとゼイユの祖父母の自宅です。
じんべえはお祭りで購入するのかと思っていたら、スグリに友達ができたことを喜んだ祖母が着せてくれました。

ここでの祖父母やスグリとゼイユとのコミュニケーションが温かくて面白く、最終的にはゼイユも加わって3人で「オモテ祭り」に向かうことになりました。

ブルーアローラ味のかき氷も!
遊んでみたい!
地元のりんごを使っている?

キタカミセンターはたくさんの屋台や人でにぎわっていて、ここではゼイユが得意だという「鬼退治フェス」が開催されていました。

鬼退治フェス

ポケモンにライドし、オニバルーンと呼ばれる4種類の風船を割ってきのみを集め、きのみ台まで運ぶミニゲームです。集めたきのみは台に納品をしますが、ほかのきのみを集めに行っている間にきのみが大好きなホシガリスやゴンベが食べに来てしまうため、「ほえる」で威嚇して守る行動も必要です。持てるきのみの数も決まっているので、どうやったら効率よく目標を達成できるか熱中してしまいます。

また、マルチプレイにも対応していて、実際に4人で遊ぶことができました。
きのみの種類が4種類であることから色担当を決めて挑戦したものの、バルーンが出現する場所が色によっては遠く時間がかかることも。初級・中級・上級とありますが、中級は惜しくもクリアできませんでした。手当たり次第集めて「あと○○色だけだよ!」「自分はきのみを守っているね!」など声をかけあったほうがうまく進行できたのかもしれません。
上級はきのみを食べにくるのが巨大な身体を持つとあるポケモンだそうで、かなりクリアが難しくなっているようです。

報酬は過去の情報にあったとおり、ポケモンの能力の基礎ポイントを高めてくれるさまざまな「もち」や、反対に基礎ポイントをリセットする「まっさらもち」などがもらえます。ほかにもミントや○○のハネなども確認できました。

思いがけず出会った伝説のポケモン オーガポン

お祭りを楽しんでいると、キタカミセンターのとある場所で伝説のポケモン・オーガポンとの邂逅が待っています。

伝説のポケモン・オーガポン
仮面が落ちた!

これまで公開されていたオーガポンの情報は、戦闘シーンということもあり猛々しい印象がありました。思いがけず出会ったオーガポンは何故戦うことになるのか、キタカミの里の言い伝えを紐解く冒険が始まっていきます。

普段とは様子が異なる…?
通常のテラスタルとは見た目が異なる

まとめ

お祭りやじんべえなど夏らしい要素がたくさんあり、都会の喧噪を離れてひと夏の思い出を味わえるような作品。さらにはオーガポンによって、ミステリアスでちょっとダークであるポケモンらしい世界観へとも誘ってもらうことができそうです。

撮影もより楽しく

林間学校で配布される「ロトりぼう」の登場で、画角が広く撮影できるようになったり、ポケモンに待ってもらえるように合図をして一緒に写ることも簡単になりました。また、髪型やエモートも新しく追加されています。

※「ポケモンに合図」は、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』「前編・碧の仮面」が配信された時点での最新の更新データをダウンロードすることで、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でも遊ぶことができます。

夕焼け小焼けのヤンヤンマ?
ひと夏の思い出をパシャリ!

新たにキタカミのポケモン図鑑が用意されていることが確認できました。
出会う人々もポケモンも異なる冒険の思い出をたっくさん残しながら楽しみましょう!

(ライター・きゃんこ)

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<商品情報>

■『ポケットモンスター スカーレット ゼロの秘宝』
「前編・碧の仮面」「後編・藍の円盤」
■『ポケットモンスター バイオレット ゼロの秘宝』
「前編・碧の仮面」「後編・藍の円盤」
発売日:2023年2月28日(火)より配信中
価格:各3,500円(税込)
対応機種:Nintendo Switch
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人(対戦・交換など 2~4人)
通信機能:ローカル通信対応、インターネット通信対応
販売形態:追加コンテンツ(ダウンロード版)
対応言語:日本語・英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・韓国語・中国語(繁体字)・中国語(簡体字)※本ソフトの対応言語「スペイン語」は「欧州スペイン語」です。
CERO:全年齢
発売:株式会社ポケモン
販売:任天堂株式会社
制作:株式会社ゲームフリーク
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