【先行レビュー】ポケモンバトルが大好きな香川愛生が注目した『ポケットモンスター S・V ゼロの秘宝』「後編・藍の円盤」
将棋の世界だけでなく、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の世界でもランクバトルで高みを目指す、香川愛生女流四段の不定期連載コラム「ポケモン強者(きょうしゃ)への道」。
記念となる第10回の今回は12月14日(木)に配信となる『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』「後編・藍の円盤」を先行体験していただきました。香川先生ならではの視点をお楽しみください!
ポケモンバトルに焦点を当てた体験記
12月14日の「藍の円盤」リリースまで1週間を切りました。
なんと、この連載で紹介できる機会をいただき、一足早く私も先行体験会でプレイさせていただきました!!
発売前の『ポケットモンスター』を遊べる日が来るだなんて夢のようです……。
体験会の前夜は楽しみすぎて全然眠れませんでした! 今も興奮冷めやらぬ中、この記事を執筆しています。
私の記事ではポケモン、特にバトルが大好きな1人として注目したところを、体験記としてご紹介したいと思います! ゲーム内容についてはNDW編集部のこちらの記事をご覧ください。
新しい環境、新しい舞台に大興奮
ブルーベリー学園のエントランスから続くトンネルを抜けると「テラリウムドーム」が広がります。
テラリウムドーム内は人工的に造られた4つのエリアがあり、それぞれ異なるダイナミックな自然が広がっていますが、中央にある施設など、キタカミの里とはガラッと違った近未来的な空間でした。
これが海の中というのも驚きですよね!
ミステリーが好きなので、なんだかいろいろと勘繰ってしまいます……(笑)。
新しい環境、新しい舞台にもう大興奮でしたが、まずは手持ちのポケモンを確認!(※)
「藍の円盤」で登場するポケモンがいたり、いなかったり……。
レベルはこれくらいかあ、育て方はこんな感じね……と確認しているうちに、
「ああ、いま、『藍の円盤』を遊んでいるんだ!」
という実感がじわじわ湧いてきました。
※(編集部注)香川先生はJoy-Conを握ってから体験会用に用意された手持ちポケモンの確認をするまで、目にも止まらぬ速さでした。さすがガチ勢……
さて、今回のテーマはブルーベリー学園との交換留学です。
ブルーベリー学園はポケモンバトルに力を入れているということで、ブルベリーグ四天王とのバトル、リーグ部など、新要素もバトル中心に感じられます。
戦うの大好き人間としてはすでにたまらない設定ですが、それだけではありません!
なんと本作は「ダブルバトル」がメインなんです!!
これまで世界大会ではダブルバトルが採用されていたりしていたものの、ストーリーはシングルバトルが中心だったこともあり、日本はシングルの人気が高い印象でした。
実際私もシングル勢ですし、「藍の円盤」でダブルバトルをメインとすることに本当にびっくりしましたが、よくよく考えれば納得感もありました。
思えば、すでに公式で発表されている新技「はやてがえし」「サイコノイズ」はどちらもシングルバトルより、ダブルバトルのほうが役立ちそうな技なんです。
たとえば「はやてがえし」は先制技を無効にする技です。公式で大好きなハッサムが喰らっている写真がなんだか切ないのですが(笑)。
この技は、2匹でギミックを仕掛けることの多いダブルバトルであれば相手のポケモンに制限をかけ、大きくバトルを有利に運べる可能性があります。
現在でもダブルバトル環境では「ねこだまし」がよく使われているので、それを牽制する意味も生まれるし、効果としても通じるところがあります。
よくよく見るとブルーベリー学園の校章? もモンスターボール2個のモチーフで、これはダブルバトルのことを示唆していたのかもしれませんね。
といった具合に、言われてみるとヒントはすでにもらえていた気もしますが、公開されているバトルの写真がシングル仕様だったから全然気がつけなかったなあ。
ですが、なかなかダブルバトルをやり込む機会がなかったので、これを機にやりこんでいけそうだなとワクワクしています!
話を戻して、もちろんブルベリーグの四天王戦もダブルバトルで行われるようです。
今回の体験会では、ブルベリーグ四天王のひとりネリネのところへ向かいました。ネリネさんがどんなタイプの、どんなポケモンを使ってくるのかはゲームを遊んでのお楽しみです。
いざ挑戦してみたところ……え?? めちゃくちゃ強い!!
具合的に言えないのが歯がゆいですが、普通に倒されるかと思って焦りました(笑)。
ダブルバトルならではの戦術が用いられていることも含め、相手がより一層強くなっている印象を受けました。
だいぶ歯応えのあるバトルで苦戦されるかもしれませんが、対戦中のハラハラも、倒した達成感もより得られるかと思います! ほかの四天王との対戦もますます楽しみになりました。
でも、本当にダブルバトル中心なのかが気になって(ネリネ戦の帰り)道すがらのトレーナーに体当たりしてみたところ、本当に2匹のポケモンを繰り出してきました! うおー!
※(編集部注)香川先生の体当たりしたトレーナーたちのポケモン構成には「タテトプス、ビブラーバ」「ドードー、バルチャイ」「ニャオニクス、ゴチルゼル」などの組み合わせも!
ちなみに、バトルに関するお得情報もあります。
今回リーグ部にてBP(ブルーベリーポイント)を貯めて寄付すると、いろいろな特典に交換することができます。購買部でも交換ができるようで、ラインナップをみてみると……
な、なんと、わざマシンが買える!?
これまで、わざマシンを作るにはポケモンの「おとしもの」を集めて、わざマシンマシンで作成する必要がありました。しかし、同じポケモンをたくさん倒しておとしものを集めるのはなかなか大変なこと。
購買部でBPを使ってさまざまな種類のわざマシンと交換できるのはありがたいですよね!
BPを集めるためには、「ブルーベリー・スペシャル・レクリエーション」、略して「ブルレク」という課外活動で課されるミッションをクリアする必要がありますが、めちゃくちゃがんばれそうです。
どのわざマシンが交換できるか、ぜひお確かめくださいね。
ほかにもリーグ部では、部室の模様替えもできるのですが、なんとボールの投げ方も変えられるようです。
これもうれしい!
ヘアメイクサロンでのスタイル追加もあるそうで、ボールの投げ方と合わせて個性を発揮していきたいですね。
体験会も終わりが近づき、テラリウムドームを散策していたところ、野生のハッサムを発見!!
『ポケモン S・V』では通信交換かテラレイドバトルでしか捕まえられなかったのに、うれしい〜!
新ポケモンというわけではないのですが、記念にと思って体験会ギリギリまで捕獲チャレンジをしてしまいました(笑)。
レベルは66、シザークロス、アイアンヘッド、てっぺき、つるぎのまいという構成で、皆さんも見かけたらゲットしてみてくださいね!
最後になりますが、「藍の円盤」は「ブルーベリー図鑑」となります。
今回は歴代のパートナーポケモンたちや、一部の伝説のポケモンたちが登場することが明らかにされていますので、新たに出会えるポケモンが何匹いるかも気になります。
懐かしい、新しい出会いが楽しみすぎますね!
19種類目のテラスタイプ、スグリくんのその後など、事前情報から気になる要素については触れられず。しんぴのベールに包まれたままです。
私も先行体験した喜びで満たされつつ、より一層続きが気になる結果となりました。
読者の皆さんも「藍の円盤」がますます楽しみに感じていただけたらうれしいです。一緒に楽しみましょう!
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の有料追加コンテンツ『ゼロの秘宝』「後編・藍の円盤」は2023年12月14日(木)配信です。
女流四段。2008年に中学3年生でプロ入りし、2013年に初タイトル「女流王将」を獲得。
ゲームの知識も豊富で、コラム、番組MC、作品へのCV・ゲスト出演など多方面で活躍中。
ポケモンは『ポケットモンスター 金・銀』からのファンで、好きなタイプははがねタイプ。大好きなハッサムとランクバトル上位を目指している。YouTubeチャンネルは登録者20万人越え。
公式X:香川愛生 Manao Kagawa
公式Instagram:mno_shogi
YouTubeチャンネル:「女流棋士・香川愛生チャンネル」
YouTubeサブチャンネル:「香川愛生【ゲームチャンネル】」
<関連リンク>
▶︎ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝 公式サイト
▼こちらの記事もお楽しみください
<商品情報>
「前編・碧の仮面」「後編・藍の円盤」
■『ポケットモンスター バイオレット ゼロの秘宝』
「前編・碧の仮面」「後編・藍の円盤」
発売日:2023年2月28日(火)より配信中
価格:各3,500円(税込)
対応機種:Nintendo Switch
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人(対戦・交換など 2~4人)
通信機能:ローカル通信対応、インターネット通信対応
販売形態:追加コンテンツ(ダウンロード版)
対応言語:日本語・英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・韓国語・中国語(繁体字)・中国語(簡体字)※本ソフトの対応言語「スペイン語」は「欧州スペイン語」です。
CERO:A
発売:株式会社ポケモン
販売:任天堂株式会社
制作:株式会社ゲームフリーク
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※画面は開発中のものです。