【ティアーズ オブ ザ キングダム】やついいちろうの「#僕のゼルダ日記」第1回

お笑いコンビ「エレキコミック」のやついいちろうさんが、Twitterでつぶやいている『ゼルダの伝説　ティアーズ オブ ザ キングダム』のプレイ日記「#僕のゼルダ日記」を不定期連載として掲載していきます！

第1回「#僕のゼルダ日記」プレイ開始6日目まで

※本連載はツイートされた内容を時系列順に再編集しています。読みやすいよう句読点などの追記をしている場合があります。
※今回分にかぎり、オープニング等、エレキコミックのメールマガジン「エレマガ。」5月29日掲載文を引用しています。

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オープニング

やついフェスが近づいて来た。そんな中「ゼルダの伝説」を買ったので、頑張ってやっている。

どうやら前作からの続きらしいのだが、お構いなしに最新作からやる事にした。今作からやってもそんなに問題ないというし、大丈夫だろう。電源を入れるといきなり多分前作のオーラスのシーンの続きなのかな？　というところから始まる。この時点でなんの感慨もない。多分前作をやっていた人はこのオープニングだけでも「おおー！」と感嘆の声を上げるに違いない。それは良いだろうさ。こちらはやってないのだからどうでも良いのだ。

とりあえず封印していた悪が息を吹き返して、ゼルダ姫を連れ去り、リンクはパワーを全て奪われたって事はわかったから良いのだ。ゼルダ姫を探して、悪を倒せば良いのだろうね。と、ここまではわかるのだが、目覚めていよいよゲームが始まるとまるで何もわからない。何も教えてくれない。説明書もないし、動かし方もわからない。というかリンクは何も持っていない。裸だ。ボロボロの剣を一本持っているだけだ。

そこにいきなりロボットみたいなのが襲って来て、何もできずに死んでしまう。世界は広いし、途方に暮れる。これはとんでもないゲームを始めてしまった。これだけ何も知らないならそれを存分に味わうしかないだろう。とにかく世界を歩き回っては死ぬ。そんな不毛な日々をただ噛み締めるとやめたくなるので、Twitterで「#僕のゼルダ日記」としてその日あったことを淡々と書いていく事にした。

そうする事で本当の私の人生についても気付きがあるかもしれない。それは現在、ただただ不安との戦いだ。未来の見えない、これで良いのかもわからない、そんな世界。まさにそれは今の日本そのものじゃないか。

でも私は日々をのほほんと生きている。そして私のリンクもその様に目の前にある何かをやるのみだ。そんな日々の記録である。

プレイ開始1日目

1
説明が一切ないので、途方に暮れていた。世界を走り回り高いところから落ちて死に、水に溺れて死に、変なロボットに叩かれて死に、焚き火の火が燃えうつって死んだ。

2
それでもなんとなくやってるうちに枝を拾ってぶっ叩くとロボットを倒せることがわかった。ただすぐ壊れる。その都度新しいのを持たないといけないから、持ち替えるタイミングで死んだ。

3
木の棒のような枝よりは幾分硬いのを持って叩くと早く倒せる。ロボットを倒すと訳のわからないものを落とす。とりあえず拾う。あとは焚き火でキノコ焼いたり、りんご焼いたりした。

4
グダグダ走り回っていたらなんか変な塔みたいなところに行った。上には下にいたのより強いロボットみたいなのがいて、攻撃を盾で止められ死ぬ。

プレイ開始2日目

5
何をするかわからないので歩き回っていたら雪山があり寒くて死んだ。

6
とにかく死ぬ。多分裸だからだ。裸に腰巻きしか付いてない。焚き火に戻るとそこで過ごすか聞かれたので朝まで過ごす。とくに変化なし。寒さに強くなるわけではない。焚き火にあたっているリンクは裸で水に飛び込む仕事の後の芸人の様だ。

7
やっと動きがあった。変な塔みたいなところを守っているロボットを倒したのだ。あからさまに触ってくれという緑の光を触るとまた変な生き物が現れて次するべき事を教えてくれた。

プレイ開始3日目

8
とりあえず言われるがまま光ってる祠に行く。なんか腕に力が宿る。どうやら失われた力を解放していくようだ。それでやれる事が増えるんだろう。とりあえず奥まで行け言われるが溝に落ちてしまう。まあ力が戻ったなら良いだろうと外に出る。

9
やる事がなくなる。やっぱり多分なんかやってあの祠の奥に行かないといけないんだろうなと思い直す。また戻る。方向感覚が難しいからめちゃくちゃ遠回りしてしまう。その間に花が咲いていたから取ろうとすると取れない。繰り返したら変な生き物に変身した。そして変なものを渡される。

10
物語には多分関係ないんだろうな。まずは祠だ。多分もらった力を使うんだろうと闇雲にやっていたら鉄板みたいなのを持ち上げる事ができる事がわかった。橋の様に渡すと渡れた。テンションが上がる。

11
とにかく祠を回れって事だけど、周りにある祠が雪山で行けない。もう一つはなんか陸が繋がってないし。身体が暖まる草を見つけたんだけど、食べてもダメだし、焼いてもダメだ。料理をしないといけない様だけど料理の仕方がわからない。もうやめようかな。

プレイ開始4日目

12
とにかく世界を走り回っていると焚き火に中華鍋が乗っていた。誰かがいたのか？三国志なら野営の後だが。これは！食材を入れると身体を暖かくするものが出来た。これでやっと雪山に登れる。

13
とにかく何をするにも時間がかかる。当たり前にできるだろう事や、教えてくれそうな事も教えてくれないから。うっすら面白さの片鱗を感じるが、頭を使う。疲れる。

14
雪山の祠に行こうとするが、道がない。そしてすぐ寒がる。寒がるとまた暖まるものを食べないと行けない。山には結構その植物が生えていて、中華鍋が火にかかっている箇所もかなりあるのでなんとかなるが、とにかく歩き回るスタイルなのですぐリミットがすぐ来てしまう。祠に上がれない。

15
雪山を歩いていた。突然攻撃された。多分高いところから何かを撃って来てるようだ。一発くらうとほぼ瀕死。回復しながら逃げ切る。無闇に死ななくなった。遠くに離れて見ると、高台からロボットが攻撃しているのがわかった。これは何か遠くから弓で攻撃しないと無理だろう。

16
祠に行こうとするが行けない。あちこち歩き回っていると斧が丸太に刺さっていた。これを手に入れる。とりあえず木を切ってみた。これくっつけたりしてなんかを作るんだろうか。考えるのが面倒なのでとりあえずほったらかしでその場を去る。

17
とにかく山を上へ上へと行くと、あからさまに嵌めてくださいという十字のブロックが落ちていた。手に入れた力で浮かして嵌める。それにしてもちょうど浮かすのが難しい。ガツガツあたる。引越し業者ならクビだろう。なんとか嵌めるとまた変な生き物が出て来て実をくれた。それだけかい！

18
腰巻き一つで料理を食べて寒さに耐えている。偉い。形のわからない雪まみれの敵を倒す。倒したところでレベルが上がる訳でもないし、武器も壊れるので戦い損だ。ロボットがまたいたので話す。バッテリーをくれる。川を渡る筏に乗る。これで上まで行けそう。

プレイ開始5日目

19
上まで行けた。滝があり、この壁の上に祠があるはずなんだが滑って登れない。斧の木を切り材木を作り、くっつけて登るのかな。

20
とか考えている時間もない。どんどん身体が冷える。とりあえず片っ端から登ろうとしていると滝の裏側あたりだけ凍っていない岩があり、そこだけ登れた。全く材木必要なかった。これは！ようやく頂上の祠に到着。やっと力を解放できる。そろそろ服をくれ。

21
祠に入ると前やった事と同じ。新しい力を手に入れる。力の説明が良くわからない。使えばわかるだろう。また先に進まないといけないのはわかっている。そして力を使った時に色が青くなる時は使えて、他は使えないのをわかったので、今度は楽だ。上に行く様だ。頭で突っ込むの面白い。

22
前回の経験があるからか、とても簡単だった。あっという間にゴールまで行けた。弓を手に入れた。これであの丘のロボットも倒せるのかもしれない。それより服が欲しい。もしくは❤️。外に出てあたりを散策。

23
歩き回っていると、パワーを使うと上に行けるところがあることがわかった。不自然に出っ張っているところは大体そうだ。頭から追突突き抜けの術を使い上に上がると、宝箱が！やっと防寒着が手に入った！でも下半身のみ。上半身は裸。置いてった奴は下半身丸出しで逃げたのかよ。
　
24
下の防寒着を手に入れたお陰で食べなくても寒さに耐えられる。頂上まで行くとラピュタみたいな話の様でロボットと話すと失われた科学を使うみたい。素材をマシーンに入れて加工した。試しにグライダーみたいなのをレーンに乗せると飛んだので乗り込むとそのまま死んだ。なんで？

プレイ開始6日目

25
防寒具を手に入れたらずっとポカポカを飲まなくて良くなってとても快適。雪山を歩き回る。2体のロボットが上から狙っていた場所も頭突き抜けで上に上がれる。ただ、めちゃ強いので叩いては逃げるを繰り返すが、死ぬ。

26
ただいくら死んでもとくに失う物はないので、安心して死ねる。何度も試せる。今まではただ連打してたが、溜めて切る事ができる事がわかった。かなりダメージを与えられる。あとはジャンプ切りもできるようだ。こういうのをやろうとしてもすぐ何故かしゃがみ歩きになる。切られ死ぬ。

27
盾を使った事がない。こんなものを使うくらいなら斬りつけて、逃げるで良いのではないか。盾を使い熟せるようになる時は来るのだろうか。繰り返しダメージを与えやっと倒す。何かしら手に入るがそれが何かは不明。あともう一つの祠にそろそろ行きたいが何だか色々敵がいるので倒す。

28
飛行機の様なものの事なのか頂上からこれを使えばすぐ戻れる的なことを言われたんだが、乗ってもマップの外に行って死ぬだけだ。もう自力で降りる事にする。しかし一体どうやって来たのだろう。ぐるぐる歩き回る。頭から上には突き抜けられるのに地下に潜る力はない。洞窟を見つける。

29
こんなところに来た覚えはないが、なんか食虫植物がいる。近付くと口を開く。あからさまな弱点があったので弓を打つ。そうするとノックダウンするので斬りつけまくる。簡単に倒せる。色々手に入るが使い道は不明。

30
洞窟は奥に繋がっていたので、どんどん降りで行く。これで下まで戻れるのだろうか。強い敵もいないのでとりあえずどんどん進む。洞窟を見つけては進むゲームになっている。真っ暗な炭鉱。言われて花を咲かせ灯りをともす。どんどん進む。良いのだろうか？俺は次の祠に行きたいのに。

31
洞窟を進むともう雪山ではないのだが、全く知らない場所にいた。その都度ゴーレム(ロボット)がいて倒す。かなり倒せる様になってきた。トロッコとレールがある。これはくっつければ良いんだろとなんの気なしにくっつけるとトロッコがレールに乗りどんどん先に進んでしまう。不安。

32
レールの先は炭鉱だ。もう行けるとこまで行くしかない。先に先に進む。武器がかなり壊れて残り少ない。火炎放射器を使うゴーレムがいた。これまた見事に倒すが、武器がどんどん減る。進むと、でかい池があり、ここから先は山道で火をおこしたり、元気を回復する必要があると言われる。

33
このままで進んで良いのだろうか？不安しかない。もう一つの祠の力が必要になるのではないか。武器にくっつければ力を増す的な説明のある部品を手に入れたが、付け方もわからない。そもそもどこに向かっているのかもわからない。わからなくなってきました。最初からだが。

34
行き詰まった訳ではない。やる事はあるのだ。ただそれが正しいのか不安。しかし正しさとは何だろう？多分効率の事だ。だとしたらしゃらくせえと言いたい。ただ効率が良いのが好きという気持ちもある。これが芥川が言った「漠然とした不安がある」状態なのだろうか。

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イラストは全てスプーキーさん。挿絵が入ると途端に作品感があって素敵だ。

果たして最後まで行く事ができるんだろうか。乞うご期待！！　そしてやついフェスにみんな来てね！
ではまた！
▶︎スプーキーさんのTwitterアカウント

＜やついいちろう＞

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以上、第1回はオープニングから「始まりの空島」の祠を２つクリアしたところで終了です。このあと、どうなっていくんでしょうか⁉︎
やついさんはほぼ毎日「#僕のゼルダ日記」をツイートされていますので、続きが気になる方はチェックしてくださいね。（でもネタバレとかはレスしないでくださいね！）

また、やついさんの相方である今立進さんはニンテンドードリーム本誌にて、Nintendo Switchのダウンロードソフトをレビューするコラム「イマダチススムのダウンロー堂」を連載中です。そちらもお楽しみください。

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