【レビュー】『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(ネタバレ無し編)
一足お先に『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をプレイした編集部が、具体的なネタバレを避けてプレイレビューをお届け!
これから遊ぶ人、遊ぶか迷っている人に向けて、「前作は遊んでいたほうがいい?」「難しくなっているのでは?」といった疑問にもお答えします!
▼ 情報がもう少し多い、通常版レビュー記事はこちら(メインストーリーのネタバレはありません)
やっぱり面白い!やめどきが見つからなくなる広大な冒険
NDW編集部だけでなく、同じく一足お先に遊ばせていただいているニンドリ編集部のメンバーも絶賛!!
絶賛というか、当然のように面白い、やめられない…という感じです。
「とはいえ、知っているハイラルの世界でしょ」「空のぶんマップが広がったのかな?」などと思うでしょ?
そんな考えは、甘い!甘すぎました!!
「何これ!?」の連続です!
「記憶を消して『ブレス オブ ザ ワイルド』をもう一度遊びたい!」がそこにある
舞台となるハイラルの大地については、前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と同じなのか、似ているだけなのか、まったく異なるのか…曖昧な雰囲気で公開されていました。
続編というだけあって、懐かしい世界が広がっていることは確か、です。
そして、リンクの新しい能力に関係した、新しいタイプの謎解きが加わっていることも確か、です!
が。それだけじゃないような、この感じ・・・。
「あっちになんかある、気になる」「こんなの見つけちゃった!」
といった具合で、一目散に目的地に向かっているはずなのに、いい意味でたどり着かない。
前作と同じ世界を舞台としながらも、なんでこんなに発見があるのか!?
これこれ…これだよ…!楽しかった『ブレス』の世界は!…と、あの時の思いがよみがえるかのようです。
つまり、「記憶を消して『ブレス オブ ザ ワイルド』をもう一度遊びたい!」の世界が本当にそこに広がっているということ!
前作同様、もしくはそれ以上に、世界を旅する喜びを味わわせてくれるでしょう。
空島はどうなの?
フィールド探索といえば、新しく広がった空の世界が気になるかと思います。
島々が浮かんでいるわけなので、各地の移動にも工夫が必要です。
真新しい世界なうえに、地続きではないつくりのフィールドなので、かなり新鮮な気持ちで遊ぶことができます。
序盤を遊んでみた感じ、仕掛けや謎解きも巧妙な設計で、前作(ハイラルの大地)よりもゲームっぽさが増した気がしました。
リンクの新しい力、ウルトラハンドやスクラビルドは?
前作ではシーカーストーンの力が謎解きに関与していたり、意外な方法で解くことなどができたりしました。
今回も同様です。
しかも物同士をくっつける「ウルトラハンド」は、見るからにスゴイ!
さまざまなパーツを組み合わせることで、進め方の幅が無尽蔵に広がった!と言えることでしょう。
…が。正直なところ、まだまだその可能性にたどりつけていません。
もちろん、トロッコを走らせるだとか、飛行機を飛ばすだとか、公開されているような仕掛けについては体験済みです。パーツは思ったよりもいろいろな種類があって楽しいし、板を組み合わせるだけのような簡単なものから動力を考えて作らなければいけない複雑なものまで、幅広いものができあがります。
フィールドを力技で進めたときのやってやった!感、反対にミニダンジョンの仕掛けをムリヤリ解いてしまって「これでいいんだろうか…?」とおぼろげな不安にかられる。
そういった想定外の結果や奇抜なことも、全部含めて楽しめるのがこのゲームです!
世界にリアルに存在している物理法則を把握し、「モドレコ」のような巻き戻す力も含めて制御する。これはまさしく神の力。世界の高みにいる気分です…!
もちろん、単純に「不安定なものをおさえる台座を作る」「隠れるための壁をつくる」だけでも、きっとたくさんの仕上がりがあるんでしょうね。
武器に別のものをくっつける「スクラビルド」は、必須!なぜなら、そのままの武器ではヨワヨワだから…。そして武器を強くするだけでなく、くっつけたものによってさまざまな効果を追加することができるのも、面白い点です。
戦闘が好きであれば、さらに多彩になった戦いのバリエーションで、不利な状況でもうまく打ち勝つ快感を味わうことができますよ。
超絶驚き! ◯◯(ナイショ!)がある!
プレイレビューは、この情報を無しにして語れません。
というか、まだこんなものを隠していたなんて…!まいりました。
それが何なのか、ネタバレ無しのこのレビューではナイショです。
素直にストーリーを進めようとしてさえいれば、それほど時間がかからず見つけることができるので、「まとまった時間ができてからゆっくり始めよう〜」とかじゃなくて、とにかく少しずつでも遊んでみてください!
それぞれの遊び方がまったく異なる!
探索や、新しい能力による遊びが編集部でも好評の本作。
しかし、それぞれけっこうな時間プレイしているはずなのに、それぞれの歩み方や見ているもの、知っている情報が全然違う…!
プレイ時間が長いから多くを知っているとは限らず、ストーリーを進めたいタイプ、寄り道好みのタイプ、戦闘好き、物語よりも世界の探索を進めるタイプ…と全然違う遊び方となりました。
これについては前作でも同様ですが、ある程度進めたのちに周りと感想や情報の交換をしてみるのも、本作の醍醐味だなと感じます。
気になるストーリー…とにかく最初だけでも見るべし
もちろんストーリーも気になることがいっぱいです。ヘンテコ個性的なキャラクターも…いっぱいです!
とくにゲームスタート時は、物語の導入部分らしく、さまざまな展開が起こります。
「まとまった時間ができてからゆっくり始めよう〜」とかじゃなくて、最初の数時間だけでも、とにかくやってみてください!
気になる疑問にちょっとお答え
これから始める人、遊ぶかどうか迷っている人に向けて、気になるアレコレをお届け。
Q:前作はやってたほうがいい?
そもそも「続編」と言われていただけあって、前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をプレイしたうえで遊んだほうがオススメかなと思います。
- 基本操作やお作法に慣れている
- ストーリー的な感激や驚きが大きい
というのがその理由です。
ここでのお作法というのは、武器は壊れるのでどんどん入れ替えるとか、素材を拾ったり料理したりとか。戦闘や探索の基本的な進め方が身についていたほうが入り込みやすい、という点です。
忘れてしまったよ!という人も、やっていれば思い出す程度で問題ありません。
もちろん、本作で初めてプレイするのも問題ないように作られています。
前作をプレイしていなくても、「素材を組み立てるのが気になった!」とか「旬のゲームを皆と分かちあいたい!」といった場合には、今作からでも始めてみると良いでしょう。
Q:前作よりも難しくなっているのでは?
続編というだけあって、前作をクリアした人向けの手強い難易度を想像する人もいるかもしれません。ですが、難易度が高くなったわけではありませんでした。遊びが縦横に広がった、という感じ。前作が遊べていれば、問題なく楽しめます。
リンクの体力が少なく、使えるアイテムが少ない序盤のうちはちょっとたいへんですが、これもいつもの『ゼルダ』ですね。
新しい能力やアクションを駆使するという点では、操作が増えたぶん少し複雑になっており、はじめのうちは戸惑うかもしれません。たとえば、矢に何かをくっつける、アイテムを投げる…など。
ただ、それらも慣れれば攻撃方法の幅が広がったということで、たとえば矢にキースの目玉をつければ狙い撃ちしてくれるなど、上手く使えばより戦いがしやすくなったといえるでしょう。
Q:組み立て作るのが難しそう…
「ウルトラハンド」でうまく組み立てるには、たしかに慣れが必要です。
ですが、落ち着いてやれば大丈夫。
ものすごい戦車や飛行機などが作れたりもするのですが、はじめのうちは単純に少ないパーツを組み合わせたり、なんなら板を組み合わせるだけ、といった簡単なもので済むので、基本的な作り方に慣れていくと思います。
体感3倍!? いつまでも遊べてしまうのを覚悟して!
とにかく探索が好きであれば、お得度が体感3倍!! みたいな感じです。
それなりの時間プレイしているつもりなのですが、正直なところ、終わりが見えていません!
夢中になって、他のことは何も手につかなくなってしまう人もいるかもしれません!しょうがない、あの『ゼルダ』続編ですもの!
自分だけの広い広い冒険の世界を、思う存分楽しんでください!
NDWでは、この新しい世界のことや広がった遊びの体験について、今後もさまざまな記事をお届けしていきます!引き続きどうぞお楽しみください!
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<商品概要>
対応機種:Nintendo Switch
発売日:2023年5月12日
価格:パッケージ版:7,920円(税込)/ダウンロード版:7,900円(税込)
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対応機種:Nintendo Switch/Wii U
発売日:2017年3月3日
価格:パッケージ版/ダウンロード版:7,678円(税込)
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